みなさんは
界面活性剤
って聞いたことはありますか
洗剤に含まれる
洗浄成分である
この界面活性剤とは、
界面（物質の境の面）に作用して
性質を変化させる
物質のことをいいます
構造としては、
1つの分子の中に
水になじみやすい
「親水性」と、
油になじみやすい
「親油性」の
2つの部分を持っています。
水と油はもともと
混じり合わない
性質を持っているけど、
界面活性剤は
水と汚れの境界面である
界面の性質を
変化させることで乳化して、
衣類に付着した汚れを
水に溶け込ませて落とすんですね
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ごめんごめん
やっぱそうなるよね
じゃーこれはどうかなー
みなさんもぜひ
イメージしてみてね
空のペットボトルに水を入れて、
その後
サラダ油を少し入れますね。
そして、
キャップを閉めて
ボトルをよく振り
テーブルに置きます。
少し経ってから、
そのペットボトルの中身を
確認するとどうなってますか
水と油は混ざってないですよね
↓ こんな状態かな ↓
油が上に浮いているのが
メージできると思います。
まるで
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和服 と 洋服
ロミオ と ジュリエット
ゾロ と サンジ
キノコ と タケノコ
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そんな水と油ですが
分離している状態の
ペットボトルの中に
台所洗剤を少し入れて、
また同じように
ボトルを振ってみください
すると...
水と油は混ざりあって
白っぽい液体になるんです
あら不思議
こんな感じ♪
これが
台所洗剤に含まれている
界面活性剤の
働きなのです
界面活性剤の
「界面」とは
物と物の境目という意味で、
今お話しした例で言えば、
水と油が
混ざり合わない事でできる
液体の境目の部分。
その境目に
界面活性剤はくっついて働き、
普段混ざりあう事のない
物と物を混ざり合わせて
くれるんですね
先ほど、
水と油が混ざって
白っぽい液体になると
お伝えしましたが、
この状態を「乳化」と言って、
洗剤に含まれている
界面活性剤の働きのひとつです。
衣類や食器についた
油汚れは
水と混ざり合った状態になると
離れやすくなります。
界面活性剤の
具体的なメカニズムとしては
簡単に次の通り
汚れに吸いつく
汚れを引き離す
汚れを細かくする
細かな粒子になって
離れていき、
この汚れは界面活性剤に
取り囲まれているので、
衣類に
再度付着することは
ないんです
界面活性剤が
水と共に洗い流される
すすぎ洗いをすると、
汚れの粒子や
衣類についていた
界面活性剤が
水と共に洗い流され、
きれいになります
長くなってしまったので
今日はここまで
次回は
『界面活性剤の環境への影響』
と
『環境に配慮した洗剤とは』
について
お話ししたいと思います
お楽しみに～～～
