先日このニュース(早めのライトなぜ浸透しない? クルマの自動ライト義務化、抱える問題)のコメント欄に、信号待ちの時はライトを消灯するって書き込み見てて気になったのでちょっと調べてみました
ライトを消灯する理由の1つ目が 「蒸発現象」 です
互いのライトの中にいる歩行者が消えて見える。別名「グレア現象」ですね
で、ググってみました
最初に出たサイトでの考察写真です
引用:蒸発現象 群馬警察
なにか気づきませんか?
そう!撮影位置がおかしいです
センターライン上。いや、対向車線まで出ている気がします
つまり、そこまでしっかりと光軸を重ねないと再現できなかったのではないかと思われます
オイラは決して蒸発現象を否定しているわけではありません
条件次第では起こりうると思ってますよ
実際に走行中のドライブレコーダーでの映像もありました
でもね、どちらも 走行中 なんですよ
信号待ちで停車している時ではありません
蒸発現象で危険な状態になるから信号待ちの時は消灯すべき!!
と主張する人は、スピードの出ている走行中こそ消灯しなければならなくなります
更には、上の動画は緩いカーブを走行中。下の動画はセンターラインのない狭い道路
カーブの途中は車の姿勢が真っ直ぐではありませんから、光軸が重なって発生する可能性があるのではないでしょうか
これがキツイカーブだと、逆に対向車がソッポを向くので発生しづらいのではないかと思います
狭い道路では車同士の(横方法)離隔がありませんので、光軸が重なりやすくなるのではないかと思います
センターラインがある道路や複数車線あるような道路だと(横方法)離隔ができるので発生しづらいのではないかと思いますね
ましてや 停止してる 状態で蒸発現象が起きて困ることあるの?
って思うんですよ
だって止まってるんだから、目の前を横断している人が見えなくても困らないじゃないですか
稀に右左折車を挙げる人もいるんですけど、その時は走行車と停止している車は互いにソッポを向いているのだから、蒸発現象など起こらないと思います
もし、見えずに事故を起こしたとしたら、それは単なる見落とし(安全確認不備)じゃないかと思います
ライトを消灯する理由の2つめは 「対向車のライトが眩しい」 ですね
これはわかります
信号の停止位置が坂の頂上付近だと車が上向きになりますので、ライトも上向きになって通常よりも眩しい
でもね、考えてみてください
これが信号青でそのまま通過するとき、ライト消すんですか?
30km/h~60km/hで通過するんでしょ?
対向車のライトが眩しい状況ならそちらのほうがよっぽど危険だと思うんですけど
おそらく、走行中は無意識に視線を逸らすなどして回避しているのだと思います
停車中は余裕があるがゆえにそちらに目が行き、ライトの眩しさが気になるのではないでしょうか?
余談ですが、オイラがまだ若かりし美青年だった昭和の頃
とある国道を走っていたら、大型のトラックが信号を全く止まらずに通過していたんです
「あれ!危ないなぁ~!!なんで?」
と訊いたら
「あれは横からの車のライトを見てるんだよ。ライトの光があったら来てるから止まるんだ」
と、教えてくれました
当時は過積載が今ほどうるさくなかったので、定格積載量の倍以上積んで走っていたんですね
それに伴い停止や発進が大変になるので可能な限り止まらないようにして走っているとのことでした
この状況でライトを消していた車がイキナリライトをつけて発進して来たら・・・
思うだに恐ろしいです
まぁ、その時にはトラックの方が一方的に悪いんですけどね
まぁ、これら諸々の事を考えて、オイラは基本的に信号待ちではライトオンですね
坂の頂上付近だと、やはり迷惑かなと消したりしますけど