みなさん、こんにちは
山形県東根市のマッサージ・整体なら 【よくなる整体院東根】
代表の菅井広孝です。(^-^)
Q.イエス・キリストが生まれたのは?
A.約2,000年前!
Q.ゴータマ・ブッダが生まれたのは?
私は答えに詰まりました。答えは約2,500年前
先日、薬師寺の大谷哲奘さんのお話を聞きにいった時の冒頭の質問です。
大谷哲奘さんは、
「仏教は宗教ではない。幸せに生きるためのガイドブックだ!」
と仰っていました。
ただ2500年前にブッダが生まれましたが、
ブッダの言葉が文字として書き起こされたのは、それから200年後。
その時の聖典の教理が、長い年月をかけて、いろんな仏教の分派によって解釈が分かれているだけ。
元をたどれば一つの聖典にたどり着く。
考えれば、当たり前ですよね。
その聖典の名は 【スッタニパータ】
仏教のもろもろの聖典のうちでもっとも古く、
ゴータマ・ブッダの言葉に最も近い詩句を集成した一つの聖典です。
この【スッタニパータ】には現代のようなさまざまな解釈の教理は全くありません。
教理が発展(または分派と言ってもいいのかな?)する以前の非常に簡素な、
初期の仏教が示されています。
非常にシンプルで素直な
「人として歩むべき道」を説いているのみ。
宗教というより、どちらかと言うと哲学なのかな?という気がします。
人間は常にアンテナを張って情報を集めています。
目(視覚)・耳(聴覚)・皮膚(触覚)・舌(味覚)・鼻(嗅覚)
いわゆる五感です。
だから人の事はよ~く観察して、
不平・不満・批判をするのが得意です。
なぜなら・・・
全てのアンテナ(目・耳・皮膚・舌・鼻)は外を向いて付いているから。
外の情報を集めるためのものだからです。
また現代においては、情報がありすぎて(一説には江戸時代の20万倍の情報量とも)
その情報を取り込まないと生活しにくい雰囲気があります。
そうやって人の事を観察はするものの、
「逆に自分ことは分かってるの?」
というと、自分を見るためのアンテナは身体に付いていないので、まるで分からない。
自分自身には甘く、人の事は簡単に批判しちゃう。これはある意味必然なのかもしれませんね。
ですから自分自身を見つめなおす機会は、ほとんどありません。
人間って何でも知ってる顔をしながらも、
実は何も知りません。
幸せになる方法を知りません。
幸せが何か知りません。
しかし、人生は目的をもって生きなければいけません。
仏教とは、そういった幸せに生きいるため、人として歩むべき道を教えてくれるもの。なんですって。
「お経は鏡」と教えてもらいました。
五感というアンテナが外向きについているんであれば、
お経という鏡を通して、自分の五感を使って、自分自身を見つめなおせばいい。
なるほどねぇ~話の組み立てがうまい!
先日「〇〇さん、ちょっとかわいそうでしたよ。」と他の人が言うほど
けんか腰ではないものの、お酒の席で後輩に言い過ぎてしまいました。
外を見るアンテナの精度が良すぎるのか、私の心の持ちようなのか、
そんな私は今絶賛反省中です。
大谷哲奘さんから教えて頂いたことを咀嚼しなきゃ…