みなさん、こんにちは
山形県東根市のマッサージ・整体なら
【よくなる整体院東根】
院長の菅井広孝です。(^-^)
今日はブログが長いです。
最近の寒さのせいか、ぎっくり腰の方が多くいらっしゃいます。
ぎっくり腰になったばかり、直後には痛みが酷く、動くことすらできません。
当然、寝床で安静にしている事になります。
この【寝床で安静にしている】という行為。
腰痛が治るまで、ずっと安静にしているべきでしょうか?
最近では、
【最大2日間までは安静にし、それ以降は動ける範囲で日常生活を送る】
ことが回復を早める!
という研究結果が出ています。
また【レントゲンやMRIなどの画像検査を行うこと】
も腰痛を悪化させる可能性はあっても、
回復を早めることはない!という事が言われています。
※がんなどの重篤な病気が疑われるようなケースは別です。
動作に関係なく痛みがあったり、発熱や炎症を伴う場合は、医療機関にかかる事をおすすめします。
さらに、実は以前から言われていることですが、
腰痛を感じていない人の
76%に椎間板ヘルニア
85%に椎間板変性
があり、これが腰痛につながるとは一概に言えません。
また経過観察だけでも、椎間板ヘルニアの9割は自然に治るとの結果もあります。
ここまでが、現在の腰痛専門医の間の結論です。
で、それを踏まえて私なりの考えを書いておきます。
まずは、検査。
ヘルニアや椎間板の異常が指摘されると、
それをストレスに感じてストレス性腰痛を起こすし、
安静にした結果、腰痛を悪化させてしまう。
実際にそんな方がいます。
ですから、ほとんどの場合、検査は必要ないと考えます。
ただし!
あまりにもぎっくり腰の症状が長期間にわたる場合や、
治療を受けても症状が改善しない場合は、検査をする必要があると考えます。
当院でも2,3回施術を行っても全く症状が変わらない方に
MRIの撮影をすすめた結果、
手術が必要なほどのヘルニアが見つかり、
手術によって回復した方もいらっしゃいます。
またぎっくり腰は専門の先生方が研究した結果ですので、
動ける範囲で動いた方が良いのでしょう。
そこで私の経験から付け加えさせてもらうと・・・
【整体で回復が早い方】→歪みが少ない、または最近歪みが大きくなった方
2、3回で回復する
【整体で回復が遅い方】→立った時、歪みが酷く、上半身がかなりズレている方
または以前から歪みが酷い方
5回以上、ひどいと8回以上かかる方もいます。
という風に違いがあります。
このように上半身が中心よりもずれている方は、
ゆがんだ状態で、またかばって動くために回復が遅くなる傾向があります。
まずは歪みを取ってしまいましょう。
そしてお勧めは、歪みが再発しない様に両手にポールを持って、
上半身を支えて、その状態で日常生活を送っていただくのがベストだと考えます。
両手にポールを持って動いていただいた方の回復は本当に早いんですね。
ぎっくり腰から回復したあと、腰の筋肉(主に多裂筋というインナーマッスル)は
萎縮して自然回復しないことが研究でわかっています。
そのため、ぎっくり腰の再発を防ぐため
萎縮によって痩せた筋肉の回復を目的として、
適切なケアやトレーニングが必要です。
その辺もお伝えしますので、
痛みに対する正しい知識を持っていただき、
ぎっくり腰を克服していきましょう。