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【よくなる整体院東根】
院長の菅井広孝です。(^-^)
大谷徹奘さんの法話より
若き日の経験から玄奘三蔵は何を見出したか!?
お釈迦様の最後の説法
「自燈明 自帰依(じとうみょうじきえ)・法燈明 法帰依(ほうとうみょうほうきえ)」
これは、解釈はいろいろあるでしょうけれど、
「自分の信じたものを目標として歩んでいきなさい。自分の先輩から教えてもらいなさい。」
といった内容らしいですね。
すご~く簡単に書きましたけれど。

また、BC1000年頃から【有相唯識】と【無相唯識】の論争があります。
【有相唯識】・・・世の中を、物と心の世界に分けた時、物は心によって認識されるという考えです。ぼ~っとしていて知人の車とすれ違っても気づかない人=相手は存在しない。気づいた人=相手は存在している。という考え。
【無相唯識】・・・簡単に言うと、世の中すべては虚無だ。という考え。
玄奘三蔵は【有相唯識】派の師匠から学んだため、バリバリの有相唯識派でした。
数々の苦難を乗り越え天竺へたどり着いた玄奘。
お釈迦様の教え、お師匠様からの教えなどから、
自分を救えるのは自分しかいない
という考えに至りました。
先日の記事若き日の玄奘が直面した現実
誰も代わってはくれない現実、
命は儚く、人は弱く醜いもの。
辛く苦しい現実。
これから見出した玄奘の生き方とは?
人間は弱く醜い。
しかし、弱くても醜くても、そんな自分で生きていくしかない。
弱い自分を知り、醜い自分を知り、
その弱さや醜さを自分で克服して生きるしかない!
これは、後の般若心経の漢訳に表れてきます。
般若心経の漢訳に込められた玄奘の考えとは、どんなものだったか?
これはまた次回のブログで。