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【よくなる整体院東根】
院長の菅井広孝です。(^-^)
大谷徹奘さんの法話にて。
以前、東京でアンケートを取った際の事。
【お寺】でイメージすることは?→【墓】
【坊主】でイメージすることは?→【葬儀】
という答えが多かったらしいです。
確かに曹洞宗の家に育った私もそんなイメージ。
これは檀家を持つお寺のイメージではないか?
薬師寺は檀家も墓地も持たないお寺なので、葬儀はありません。
では、薬師寺のようなお寺って何をするところ?というと・・・
「人間観察をして心の訓練をする場」
なんだそうですよ。
以前、坐禅をしに行った時に、
「仏教って、宗教じゃないんだよな。
本来、哲学なんだよ。」
と和尚さんに言われたことを思い出し、
私は「心の訓練をする場」という言葉がしっくりきました。
そもそも最古の法隆寺しかり、
薬師寺、東大寺と檀家さんは存在しません。
各宗派の総本山、大本山としての役割もあるんでしょうけれど、
本来「心の訓練をする場」としてお寺が存在していたんでしょうね。

さて、お寺の役割は先に書いた通り。
では、【お経】ってなんでしょう?
「経」という文字は、普通なら「けい」と読みます。
「経(けい)」とは北極から南極までを結ぶ線のことでもあります。
「経」は「たていと」とも呼びます。
仏教で言う「経(きょう)」は迷いから悟りへと結ぶもの。
より良く人生を歩むためのガイドなんです。
そういうお話を聞くと、
いわゆる宗教としての抵抗感は薄れ、
哲学として、人生の指針として、
仏教が身近に感じられてきます。
大谷徹奘さん、お話上手いんだ、これが!(笑)