院長の菅井広孝です。(^-^)
この間の日曜日、
TVで褐色脂肪細胞の特集が放送されていました。
聞きなれない方も多いかもしれませんね。
女性や中年の男性は太った体を何とかしたいと考える方が多いですね。
太るということは「脂肪細胞が増える」または「脂肪細胞が大きくなる」ということです。
「脂肪細胞が増える」のは、妊娠末期の3カ月=胎児、乳児期、思春期に集中するようです。一度増えてしまった脂肪細胞は残念ながら減りません。
そして、この「脂肪細胞が増える」タイプの肥満の方は、脂肪細胞の数自体が多いので脂肪を落とすのが非常に大変な場合が多いんです。
もう一つのパターン「脂肪細胞が大きくなる」のは、脂肪細胞の中に蓄積される中性脂肪が増えるからです。産前産後や中年になって太る方で、脂肪を落とすのはさほど困難ではありません。中性脂肪が燃焼するように食事や運動で「大きく膨らんだ脂肪細胞」を元の大きさに戻せばいいわけです。
さて、脂肪は次の2種類があります。
「皮下脂肪」
皮膚の下にある脂肪で、ここに脂肪がつきすぎると洋ナシ型肥満と言われる皮下脂肪型肥満になります。特に女性は胎児を守ったりする必要があるため、熱を逃がさないように内臓脂肪よりも皮下脂肪を蓄えやすいと言われます。
「内臓脂肪」
腹部の内臓の周りにある脂肪で、ここに脂肪がつきすぎるとリンゴ型肥満と言われる内臓脂肪型肥満になります。特に男性ホルモンは筋肉を増加させるのに役立ちますが、その熱源となる内臓脂肪もつきやすいため、男性に多く見られます。
※ちなみに生活習慣病に関わりがあるのは「内臓脂肪」です。
先ほどは脂肪の部位でしたが、脂肪細胞自体には、「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」の2種類があります。
「白色脂肪細胞」
全身に存在します。特に下腹部、お尻、太もも、背中、上腕、内臓周辺に多く存在しています。余分に摂取した分を中性脂肪として溜める習性があります。
「褐色脂肪細胞」
首の周り、脇の下、肩甲骨の周り、心臓、腎臓の周りに存在しています。諸説ありますが、首から胸にかけてが一番多いという研究結果もあります。白色脂肪細胞からエネルギーを受け取り燃焼し体温を上げてくれます。
乳児は約100g、成人は減少し40gと言われています。ただ個人差が激しく、痩せの大食いタイプはこの褐色脂肪細胞が活発だと考えられています。

褐色脂肪細胞の働きには遺伝的な大きく個人差があり、ちょっと食べただけで太る方、逆にいくら食べても太らない、痩せの大食いタイプもいます。
だからといって、ご自身の褐色脂肪細胞は働いていないんだ・・・(涙)とあきらめないで下さい!
努力次第で褐色脂肪細胞を活発にすること可能なんです!
それは、寒冷刺激。つまり水泳です。また、昼によく体を動かし夜はリラックスして早め寝て充分な睡眠をとること。メリハリのある生活を送ると褐色脂肪細胞の働きがよくなります。肥満は遺伝子的な影響が強いことが最近の研究でわかってきました。ただし遺伝子のせいばかりと決めつけず、太らないような生活はできるはずです。。
もう一つ、整体師目線で運動をおすすめします。
肩甲骨周りに褐色脂肪細胞がたくさんあるのであれば、肩甲骨を動かす運動がおすすめ!
私は「さとう式リンパケア」のインストラクターなので、
こちらの動画がおすすめです!
ぜひお試しあれ♪