回る回る、回る因果は糸車。
というのは、懐かしの人形劇「新八犬伝」の坂本九の名台詞。
紙人形が幕間を務める本作も、まさに因果がめぐる4時間27分の大迷宮!
語り手が次々と変わって、時代も国も行ったり来たり、
同じ登場人物が別の名前で登場しては次々に秘密を明かすので、
もはや何が何だか・・・(笑)
出生の秘密、見知らぬ母への思慕、1人の女性をめぐる兄弟の確執、
許されない恋、不義密通、放蕩、決闘、スキャンダル・・・
波瀾万丈のメロドラマなのに、ひとつひとつの濃度は薄めで、
すべては走馬燈のように流れ・・・。
ケレン味はあるのに、すべてが茫洋としているような、不思議なスタイル。
この人はたぶんプルーストが好きなんだろうなあと思ったら、
私の不明で、「失われた時を求めて」の監督さんだった。
「クリムト」もこの人でしたね。
どちらも予告編にあまり惹かれなかったので私は見てない。
本作はポルトガル映画で大作で遺作というところに惹かれたのだけど、
あまりグッと来なかった。
同じポルトガルなら、オリヴェイラのほうが官能的で好き。
それでも1日がかりで迷宮のような映画を見る体験はちょっと楽しくて、
昼夜通しで歌舞伎を見たような充実感と心地いい酩酊感がありましたよ。
MISTERIOS DE LISBOA
2010年/ポルトガル/267分
監督:ラウル・ルイス
原作:カミロ・カステロ・ブランコ
脚本:カルロス・サボーガ
撮影:アンドレ・スザンコウスキ
出演:アドリアーノ・ルーシュ、マリア・ジュアン・バストゥシュ、リカルド・ペレイラ、
クロチルド・エム、アフンス・ピメンテウ、ジュアン・ルイーシュ・アライシュ、
メルヴィル・プポー、レア・セドゥ
シネスイッチ銀座
友達が使っていたフラセラを今日ネットで探して注文しました♪
少し使わせてもらったら使用感がスッゴイ良かったので、気に行ったんです♪
というのは、懐かしの人形劇「新八犬伝」の坂本九の名台詞。
紙人形が幕間を務める本作も、まさに因果がめぐる4時間27分の大迷宮!
語り手が次々と変わって、時代も国も行ったり来たり、
同じ登場人物が別の名前で登場しては次々に秘密を明かすので、
もはや何が何だか・・・(笑)
出生の秘密、見知らぬ母への思慕、1人の女性をめぐる兄弟の確執、
許されない恋、不義密通、放蕩、決闘、スキャンダル・・・
波瀾万丈のメロドラマなのに、ひとつひとつの濃度は薄めで、
すべては走馬燈のように流れ・・・。
ケレン味はあるのに、すべてが茫洋としているような、不思議なスタイル。
この人はたぶんプルーストが好きなんだろうなあと思ったら、
私の不明で、「失われた時を求めて」の監督さんだった。
「クリムト」もこの人でしたね。
どちらも予告編にあまり惹かれなかったので私は見てない。
本作はポルトガル映画で大作で遺作というところに惹かれたのだけど、
あまりグッと来なかった。
同じポルトガルなら、オリヴェイラのほうが官能的で好き。
それでも1日がかりで迷宮のような映画を見る体験はちょっと楽しくて、
昼夜通しで歌舞伎を見たような充実感と心地いい酩酊感がありましたよ。
MISTERIOS DE LISBOA
2010年/ポルトガル/267分
監督:ラウル・ルイス
原作:カミロ・カステロ・ブランコ
脚本:カルロス・サボーガ
撮影:アンドレ・スザンコウスキ
出演:アドリアーノ・ルーシュ、マリア・ジュアン・バストゥシュ、リカルド・ペレイラ、
クロチルド・エム、アフンス・ピメンテウ、ジュアン・ルイーシュ・アライシュ、
メルヴィル・プポー、レア・セドゥ
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