ジョン・フランケンハイマー監督の、日本では午前10時の映画祭で上映されるまで未公開だったアクションです。原作が「羊たちの沈黙」のトマス・ハリス。いやあ面白かった。スクリーンに映し出して見るということがこれだけの面白さを生むということを再確認しました。
物語は、黒い９月のメンバーがアメリカでのテロを計画しているのですが、そこへイスラエルのモサドが攻撃をかけ、テロ声明のテープを手に入れる。しかし、いつどこでテロを行うか分からない、という設定です。ここからテロを仕掛ける側と、モサドの情報を受けたＦＢＩらとの戦いを描く。
黒い９月の中心人物を、「冒険者」などのベキム・フェーミユ、実行犯をマルテ・ケラー、その手先となる復員軍人をブルース・ダーンが演じています。モサドの少佐をロバート・ショウ、その部下の血気盛んな若者をスティーブン・キーツ、ＦＢＩをフリッツ・ウィーバーという、ちょっと日本では地味な配役。そんなこともあって、当時脅迫電話１本で未公開となってしまったのかも。しかしアクション映画としては手ごたえ十分です。
もちろん僕はイイノホールで行われた一般試写で見ています。そのとき面白いと思った感覚はしかし、ビデオやレーザーディスク、そしてＤＶＤと見直してもいまいち再現できなかったわけです。しかし今回、スクリーンに投射するということで、35ミリで堪能したあの面白さを再確認できました。前半こそ、スクリーンに映して見ていると意識していましたが、ベキム・フェーミユがホテルのフロントの男の視線が泳いだことで状況を察知して逃げ出す場面からは、もう圧倒的なノリです。
追い詰めたフェーミユに向かってＦＢＩのフリッツ・ウィーバーが降伏しろと迫ると、フェーミユが拳銃をかざそうとした瞬間ロバート・ショウが撃ち殺す。そしていわく“あいつは降伏しない。だが撃ち殺さないほうがよかったか？”と皮肉たっぷりに言うところがいい。
そのあとが、あのフットボール会場の圧倒的な臨場感です。実際のフットボールの試合をそのまま撮影しているから、ゲームの迫力が伝わるし会場の興奮がそのまま分かる。撮影クルーはＣＢＳのテレビスタッフと同じ扮装をして配置したそうで、ロバート・ショウが駆け出していくと係員が止めようとしたり、その迫真性が最高でした。初めのうちは取材班がロバート・ショウに気づいたりしていて面白いし。そしてゲームの場面も、ロングパスが見事に決まるシーンの、キャッチする目の前にカメラがいたりするからこちらも圧倒的です。爆弾を運ぶマルテ・ケラーの車のロングショットからカメラがパンして競技場のロバート・ショウとフリッツ・ウィーバーにズームアップするワンカットには、もう興奮しっぱなしでした。
この作品をテレビで見ただけの方は本当にもったいないと思います。今からでもチャンスがある人は午前10時の映画祭で見てください。晩年は「レインディア・ゲーム」など、しょーもない作品を作ったジョン・フランケンハイマーですが、この作品は彼の後期を代表する映画。前期の「影なき狙撃者」「大列車作戦」とともに、映画史に残るといっていい。自身も中継車のなかで指示を出すディレクターとして、赤いシャツ姿で出ていました。←これが確認できただけでもうれしいのに、このコーフン、最高です。
最後のパニックシーンは、昔見たときもっと合成がバレバレだった気がしたけど、今回はさほど気にならなかったな。スクリーンプロセスは明らかにミエミエで、これは興をそぎますけど、その前後の緊迫感がすごいので許す。←テレビで見ていると、４２インチでも（多分47インチでも）こういう気持ちにならないのですよ。いやほんとに無理いって上映してもらってよかった。
やはりアクション映画は、画面が大きくないとダメだと思いました。“プレイハウス90×２”の次回は、やはりアクション大作にしたいな。そしてこれは仲間内だけの催しです。一緒に個人の家で楽しむというヤツ。こういう環境が可能になったことは、まさに映画ファンとして最高です。みなさんも自宅に映画館をもつといいですよ！
３枚目の写真は、撮影現場の製作者ロバート・エバンス（左）とジョン・フランケンハイマー（右）。フランケンハイマーは、ちょっとマーロン・ブランドに似たいい男でしょ。ジェームズ・ボンド役のオーディションを受けた元俳優です。そのあとＣＢＳに入って演出に転じ、重いテレビカメラを街に持ち出してドラマを中継したといいます。そのフランケンハイマーが27エピソードを担当したシリーズが“プレイハウス90”という番組。僕のプライベートな企画は、そこから名前をいただきました。親しい仲間数人とだけ楽しむ企画ですので、誘えない方、ごめんなさいね。
3歯にタバコの黄ばみが染み付いてしまって、困っています。
歯医者さんで取ってもらおうと思ったのですが口コミサイトに自宅でできるホワイトニング剤が紹介されていたので、
まずはトライアルセットを注文して試してみます♪これで白くなれたらいいな♪
物語は、黒い９月のメンバーがアメリカでのテロを計画しているのですが、そこへイスラエルのモサドが攻撃をかけ、テロ声明のテープを手に入れる。しかし、いつどこでテロを行うか分からない、という設定です。ここからテロを仕掛ける側と、モサドの情報を受けたＦＢＩらとの戦いを描く。
黒い９月の中心人物を、「冒険者」などのベキム・フェーミユ、実行犯をマルテ・ケラー、その手先となる復員軍人をブルース・ダーンが演じています。モサドの少佐をロバート・ショウ、その部下の血気盛んな若者をスティーブン・キーツ、ＦＢＩをフリッツ・ウィーバーという、ちょっと日本では地味な配役。そんなこともあって、当時脅迫電話１本で未公開となってしまったのかも。しかしアクション映画としては手ごたえ十分です。
もちろん僕はイイノホールで行われた一般試写で見ています。そのとき面白いと思った感覚はしかし、ビデオやレーザーディスク、そしてＤＶＤと見直してもいまいち再現できなかったわけです。しかし今回、スクリーンに投射するということで、35ミリで堪能したあの面白さを再確認できました。前半こそ、スクリーンに映して見ていると意識していましたが、ベキム・フェーミユがホテルのフロントの男の視線が泳いだことで状況を察知して逃げ出す場面からは、もう圧倒的なノリです。
追い詰めたフェーミユに向かってＦＢＩのフリッツ・ウィーバーが降伏しろと迫ると、フェーミユが拳銃をかざそうとした瞬間ロバート・ショウが撃ち殺す。そしていわく“あいつは降伏しない。だが撃ち殺さないほうがよかったか？”と皮肉たっぷりに言うところがいい。
そのあとが、あのフットボール会場の圧倒的な臨場感です。実際のフットボールの試合をそのまま撮影しているから、ゲームの迫力が伝わるし会場の興奮がそのまま分かる。撮影クルーはＣＢＳのテレビスタッフと同じ扮装をして配置したそうで、ロバート・ショウが駆け出していくと係員が止めようとしたり、その迫真性が最高でした。初めのうちは取材班がロバート・ショウに気づいたりしていて面白いし。そしてゲームの場面も、ロングパスが見事に決まるシーンの、キャッチする目の前にカメラがいたりするからこちらも圧倒的です。爆弾を運ぶマルテ・ケラーの車のロングショットからカメラがパンして競技場のロバート・ショウとフリッツ・ウィーバーにズームアップするワンカットには、もう興奮しっぱなしでした。
この作品をテレビで見ただけの方は本当にもったいないと思います。今からでもチャンスがある人は午前10時の映画祭で見てください。晩年は「レインディア・ゲーム」など、しょーもない作品を作ったジョン・フランケンハイマーですが、この作品は彼の後期を代表する映画。前期の「影なき狙撃者」「大列車作戦」とともに、映画史に残るといっていい。自身も中継車のなかで指示を出すディレクターとして、赤いシャツ姿で出ていました。←これが確認できただけでもうれしいのに、このコーフン、最高です。
最後のパニックシーンは、昔見たときもっと合成がバレバレだった気がしたけど、今回はさほど気にならなかったな。スクリーンプロセスは明らかにミエミエで、これは興をそぎますけど、その前後の緊迫感がすごいので許す。←テレビで見ていると、４２インチでも（多分47インチでも）こういう気持ちにならないのですよ。いやほんとに無理いって上映してもらってよかった。
やはりアクション映画は、画面が大きくないとダメだと思いました。“プレイハウス90×２”の次回は、やはりアクション大作にしたいな。そしてこれは仲間内だけの催しです。一緒に個人の家で楽しむというヤツ。こういう環境が可能になったことは、まさに映画ファンとして最高です。みなさんも自宅に映画館をもつといいですよ！
３枚目の写真は、撮影現場の製作者ロバート・エバンス（左）とジョン・フランケンハイマー（右）。フランケンハイマーは、ちょっとマーロン・ブランドに似たいい男でしょ。ジェームズ・ボンド役のオーディションを受けた元俳優です。そのあとＣＢＳに入って演出に転じ、重いテレビカメラを街に持ち出してドラマを中継したといいます。そのフランケンハイマーが27エピソードを担当したシリーズが“プレイハウス90”という番組。僕のプライベートな企画は、そこから名前をいただきました。親しい仲間数人とだけ楽しむ企画ですので、誘えない方、ごめんなさいね。
3歯にタバコの黄ばみが染み付いてしまって、困っています。
歯医者さんで取ってもらおうと思ったのですが口コミサイトに自宅でできるホワイトニング剤が紹介されていたので、
まずはトライアルセットを注文して試してみます♪これで白くなれたらいいな♪