ヘルニア 腰が痛い 腰痛で歩けない 寝ていても痛い
38才 男性
以前、奥様が治療に来られていて、旦那が急に腰が痛くなって歩けなくなった。
どんな姿勢でも痛い。だまって寝てもいられない。
ということで治療所に、来られました。
入口をハイズッテ来られました。かなり、つらそうです。
いろいろとお話を聞くと、医者から「ヘルニア」と診断された。
手術が必要かも。という話でした。
本人は、できれば、切りたくない。という意向です。
わたしのところの治療台は、おおきく三台設置しています。
一番大きいもので、およそ縦3メートル。およそ横2.4メートルでしょうか。
この治療台にやっと胸をつけられる状態でした。
こんな状態で治療台に寝られない状態からの治療でした。
まずは、寝られる状態に、姿勢にする為の治療でした。
そして、自力でうつ伏せになれるようになりました。
治療には、力は使いません。不要です。
やさしく。動かせるところから治療に入ります。
ここが治療のポイントです。
うつ伏せになれる状態から、治療台での治療に入りました。
ここでは、どの程度、この方が動けるのかを見極めることが必要でした。
そして、診断のためにカラダの「ゆがみ」を診ます。
この方は、大きく背骨が蛇行していまし、側湾症でした。垂直線で診ると腰と肩の位置が違っていました。
このゆがみをとる治療をはじめます。
そして、うつ伏せから仰向けになれるか。聞くと。なれそうというので、寝返りをしてもらいました。
すると、痛いと激痛を訴えます。
なので、横の位置の側臥で治療をすることにしました。
このあと、仰向けにもなれるようになりました。
身体を触診すると、殿筋はガチガチでし、腰の周りは、鉄筋が入っているように硬い。
これでは、動けないはずです。筋肉が、ガチガチ状態。
寝られる状態になり、これでカラダに休息を与えられる状態となりました。
寝ても痛いという症状は、解決です。
人間の体に休息を与えることは、症状快復の第一歩ですからね。
治療に大切なことは、その人の動きを見極めることも大切ですが、なにをして、いまの状態になってのか?
これを聞くことも大切なことです。問診です。
診断には。
1.静視診(静的な状態で診る)
2.動視診(動的な状態で診る)
3.問診(いまの症状になった背景を知る観る)
4.触診(触れて状態を診る)
5.聴診(靭帯の捩れの音を聞く)
これだけのことを瞬時に判断します。
これは人間であるからできることです。
機械でみる場合は、静的な状態でのみ観察することが出来ます。
人間は、動いている状態からすでに、診断をすることができます。
機械よりも人間の方が正確です。わたしたちの治療法が職人ワザと言われるゆえんもこのあたりから言われています。
ヘルニアとMRやCTでとっても、現実の医療では切除がいいところです。
切らずして快復する方法。
また役に立ちました。喜ばしいことです。
この方の快復力もあり、3日で元気になられました。指導を良く聞いて過ごしたことも結果ですね。
この方の症状を発生させた原因は、日頃の姿勢にあったようです。
なぜね悪いのか。理解されたそうです。
いまは、月に一度は、点検と言われ予約されます。