パトリシア・ブリッグス「裏切りの月に抱かれて」 | ぬうむ

パトリシア・ブリッグス「裏切りの月に抱かれて」


ぬうむ-裏切りの月に抱かれて わたしにとっては、この作家は全くの初めてでした。まぁ、本屋で立ち読みしていて人狼が出てきたりするのもたまにはいいかなと思って買ってしまったのですが・・・。この人ってロマンス作家だったのですねぇ。しかし、本作はそんなにロマンロマンしておらず、結構、人狼界の掟とかバンパイアとのかかわりなども楽しく読めました。


作家のパトリシア・ブリッグスは、1965年生まれ。モンタナ州立大学で歴史学・ドイツ語の学位を取得。シカゴに住む。1993年長編ファンタジー”Masques”で作家デビューした。作品としては、5番目の「ドラゴンと愚者」が有名である・・・ようだ。


本作(2006年)の続編もすでに、「Blood Bound」(2007年)、「Iron Kissed」(2008年)の2作がアメリカで刊行されている。以降も続くらしい。


ファンタジーが好きな人にはこういうのもいいかもしれない。
(ハヤカワ文庫FT-2008年4月発行)