愛犬が死んだ話です。

(※注意 愛重すぎて超絶辛気臭いです)

 

 

 

幼少期から動物が好きで

ずっと犬飼いたい!犬飼いたい!

言いまくってた私。

 

 

中学にあがるとき

親の許可がやっとおり

初めて飼った愛犬が

 

2023年5月に16歳半で亡くなりました。

 

 

 

 

うちの犬は大型犬で

16歳って言ったら長生きな方。

 

 

長生きですごいね、って言ってもらえるけど

長生きやったから立派とか

短命やったからかわいそうとかじゃないよな。

 

 

 

とにかく死んでしまったこと自体が悲しくて

 

この世にいなくなってしまって

もう触れない、嗅げない

存在を感じれないことが本当につらいです。

 

亡き愛犬の記録として

思い出をだらだら書いていこうとおもいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この子は頭が張ってて美人になりますよ!」

とブリーダーさんに言われるがまま購入したのは

 

テンション低く、不信感まるだし。

上目遣いでこちらを見ていたラブラドールレトリバーの子犬でした。

 

 

 

 

(きゃぴきゃぴした犬のほうが可愛かったんちゃう?)

なんて当時は心の中で思ってたけど

 

連れて帰る日にはもう

そんなことどうでもよくて

 

『我が家に犬が来る!!!』

頭はいっぱいになっていました。

 

 

 

 

 

 

私の膝の上に抱っこして

車で連れて帰ったのを

よく覚えています。

 

 

 

 

はじめはおなかがポテポテの子犬だったのに

 

大型犬の成長は早く

1歳のころには

 

ブリーダーさんがいってたように

めちゃくちゃ美人なツヤツヤ犬になりました。

 



 

若いころはよく山に連れていき、

一緒に登山を楽しみました。

 

水も大好きで、川や滝があれば

一目散に飛び込んでスイスイ泳いでたなあ…

カワウソみたいやったなあ…

 

 

 

 

 

1m以上あるソファの背もたれを悠々と飛び越えれて

運動神経は悪くなさそうにみえたけど

フリスビーが下手くそだったこと

 

 

朝食中、パンの耳をもらえないか

私の太ももにあご置いてよだれたらしながら

上目づかいで待っていたこと

 

 

外耳炎がひどくて

よく耳を洗浄していたこと

 

 

家の中でかくれんぼして遊んだこと

 

興奮したら

お尻をさげてグルグル走りまわってたこと

 

 

全部懐かしい思い出です。

 

 

 

 

真っ黒の顔に

どんどん白髪がまざってきて

写真うつりがよくなってきた頃

 

私は大学進学で地元を離れることに。

 

 

 

 

長期休暇のときは

犬に会うため実家に長く帰省していました。

 

耳が遠くなっていたのに

帰省するたび毎回

玄関まででてきてくれて出迎えてくれました。

 

 

帰省が終わるときは

高齢になった犬と次も会えるか心配で

毎回泣きながら飛行機に乗っていました。

 

 



 

 

眠る時間が長くなり

歩く速度が遅くなり

認知症でよく吠えるようになり

 

順調に年老いていく犬の姿をみるのは

悲しくもあり愛おしくもありました。

 

 

 

 

大型犬ながら15歳を超え

住んでいる町からは

ご長寿犬の表彰をされました。

 

大した病気もしてこなかったことは

家族全員の喜びでした。

 

 

 

 

 

お犬は穏やかなシニアライフを過ごしていましたが

2023年4月、突然体調が悪化。

 

 

私はちょうど無職ライフを満喫していた時で

母親からの連絡が入り、その日のうちに帰省。

 

約2週間の闘病の後、

私と父親が見ている中静かに息を引き取りました。

 

 

 

 

 


 

 

大学生になった時、高齢になった犬に

 

「体調崩すなら、私が獣医になって

色々できるようになってからにしてや!」

 

ってずっと言い聞かせていて

 

 

その事を覚えていてくれたのか

獣医になってから(しかもちょうど時間がたくさんあるタイミングで)

体調を崩してくれました。

 



 

もろもろの介護も

最後の散歩も

最後の食事も

私にさせてくれて

 

息を引き取る瞬間も

みせてくれました。

 

 

本当に本当に去り際まで完璧な

立派な犬でした。

 

 

 

 

 

 

動物を飼うと毎回毎回

一生死なんかったらいいのに!なんて

無茶なこと考えちゃうけど

 

死んで尚、愛おしいとおもえる存在と

一緒に生活できたこと

色んな思い出ができたこと

 

それが一生心の支えになる気がします。

 

 

 

 

今一緒にいる動物たちも

亡くなるときに後悔のないように

 

やれることやった!

幸せな環境を提供した!

この子はうちに来て幸せだった!

と言いきれるように

 

日々過ごしていきたいなあ、と思いました。

 

 

 

 

最愛の友人を失うこの経験は

日々私が接する全ての動物たちと飼い主さんのためになる貴重な経験で、

より一層集中して仕事に取り組みたいと思うきっかけになりました。

 

 

 

 

 

出会いがあれば

いつかは必ず来る別れ。

 

それも愛おしく思えるように

毎日を大事にしていかんとね。

 

 


うちにきてくれてありがとう。

最後しんどかったやろけどよく頑張ったな。

またどこかで会おな。