エアコン28度でも電気代が高い本当の理由 | 生活の質をちょびっと上げてみようと思った

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夏の節電対策として、エアコンの設定温度を28度にしている家庭は多いはずです。環境省も推奨するこの温度設定により、「電気代が安くなるはず」と期待している方も少なくないでしょう。

しかし現実には、「28度に設定しているのに電気代がまったく下がらない」「むしろ以前より高くなった気がする」という声をよく耳にします。なぜこのような現象が起こるのでしょうか。

28度設定の節電効果は本物

まず前提として、エアコンの設定温度を上げることによる節電効果は確実に存在します。環境省のデータによると、冷房時の設定温度を1度上げるごとに約13%の消費電力量削減が期待できるとされています。

エアコンの電力消費は、外気温と設定温度の差が大きいほど増加する仕組みです。外気温が35度の猛暑日に25度で冷房運転すると10度の温度差が生じますが、28度設定なら7度の差に抑えられます。この3度の違いが、大幅な省エネにつながるのです。

また、冷房の1時間あたりの電気代は機種や部屋の広さによって異なりますが、おおむね15円から60円程度とされています。6畳用エアコンなら約15円、12畳用では約30円が目安です。設定温度を下げれば下げるほど、この単価は上昇していきます。

電気代が下がらない5つの落とし穴

それでは、28度設定にしても電気代が期待ほど下がらない原因を詳しく見ていきましょう。

1. フィルターの汚れが深刻な問題

最も見落とされがちなのが、エアコンフィルターの汚れです。ダイキン工業の実験によると、3年間掃除していないフィルターを清掃すると、冷房運転時の消費電力を約32.8%も削減できることが判明しています。

フィルターにホコリが蓄積すると、空気の吸い込み効率が大幅に低下します。エアコンは設定温度まで室温を下げようと必死に働き続けるため、結果的に長時間の高出力運転を強いられ、電力消費量が増加してしまうのです。

理想的には2週間に1度のフィルター掃除が推奨されていますが、実際にはシーズン終了まで一度も掃除していない家庭が少なくありません。掃除機でホコリを吸い取り、水洗いして乾燥させるだけの簡単な作業で、年間約9,000円の電気代節約効果が期待できます。

2. 室外機環境の見直しが必要

室外機の設置環境も電気代に大きく影響します。冷房時、室外機は室内の熱を外部に放出する重要な役割を担っています。しかし、周囲に障害物があったり、直射日光が長時間当たったりすると、熱交換効率が著しく低下します。

室外機の周囲1メートル以内に植木鉢や自転車、洗濯物などを置いている家庭は要注意です。風通しが悪くなると、本来外に逃がすべき熱がこもってしまい、エアコン全体の性能が落ちてしまいます。

また、西日が強く当たる場所に設置されている室外機は、表面温度が60度を超えることもあります。すだれや専用カバーで日陰を作るだけで、消費電力を10%程度削減できる場合があります。

3. 断熱性能の不足

住宅の断熱性能が低いと、せっかく冷やした空気がすぐに外に逃げてしまいます。特に築年数が古い建物や、単板ガラスの窓を使用している住宅では、この問題が顕著に現れます。

大きな南向きの窓から強い日射が入り込む部屋では、エアコンで冷やすそばから室温が上昇してしまいます。遮熱カーテンや窓用遮熱フィルムを活用することで、外からの熱侵入を大幅に抑制できます。

市販の遮熱フィルムなら3,000円程度で購入でき、DIYでも簡単に施工できます。これだけで冷房効率が20%向上する場合もあります。

4. 運転モードの誤解

多くの人が誤解しているのが、「弱風にすれば電気代が安くなる」という思い込みです。実際には、自動運転モードの方が効率的で経済的です。

自動運転では、最初に強風で一気に室温を下げ、設定温度に達した後は微風で温度を維持します。一方、弱風に固定すると、なかなか設定温度に到達せず、長時間の運転が必要になってしまいます。

除湿モードも要注意です。機種によっては冷房よりも多くの電力を消費する場合があります。湿度が高い日は除湿機能付きの冷房モードを使用し、サーキュレーターで空気を循環させる方が効果的です。

5. オン・オフのタイミング

「節電のためにこまめに電源を切る」という行為が、実は電気代を押し上げている可能性があります。エアコンは起動時に最も多くの電力を消費するため、短時間の外出であれば、つけっぱなしの方が経済的な場合があります。

30分以内の外出なら電源を切らず、風量を「弱」に設定して温度を1〜2度上げる程度の調整に留めるのがおすすめです。頻繁な電源のオン・オフは、コンプレッサーに負担をかけ、故障のリスクも高めてしまいます。

今すぐできる効果的な節電対策

基本のメンテナンス

まずはフィルター掃除から始めましょう。取り外したフィルターに掃除機をかけ、その後ぬるま湯で水洗いします。完全に乾燥させてから取り付けることが重要です。

室外機周りの整理整頓も欠かせません。周囲の障害物を撤去し、できるだけ風通しの良い環境を作ります。直射日光が当たる場合は、室外機専用の日よけカバーやすだれを設置しましょう。

室内環境の改善

窓からの熱侵入を防ぐために、遮光カーテンや遮熱フィルムを活用します。特に西日が強い部屋では、午後の室温上昇を大幅に抑制できます。

サーキュレーターや扇風機を併用することで、冷気を部屋全体に効率よく循環させることができます。エアコンの風向きを水平にし、サーキュレーターで下向きの気流を作ると、より均一な室温を実現できます。

運転設定の最適化

設定温度は28度を基本としつつ、湿度にも注意を払いましょう。湿度が60%を超えると体感温度が上がるため、除湿機能を適切に使用します。

風量は「自動」に設定し、エアコンに最適な運転を任せるのが最も効率的です。タイマー機能を活用して、就寝時や外出時の無駄な運転を避けることも大切です。

長期的な節約戦略

電力会社の料金プラン見直しも検討しましょう。日中不在が多い家庭なら、夜間料金が安いプランへの変更で、年間数万円の節約になる場合があります。

古いエアコンを使用している場合は、買い替えも選択肢の一つです。最新のインバーター式エアコンは、10年前の機種と比較して30〜40%の省エネ性能向上を実現しています。

購入費用は高額ですが、電気代削減効果と各種補助金を考慮すると、5〜7年で初期投資を回収できる計算になります。

まとめ:総合的なアプローチが鍵

エアコンの28度設定は確実に節電効果をもたらしますが、それだけでは十分ではありません。フィルター掃除、室外機環境の改善、断熱対策、適切な運転設定など、複数の要素を組み合わせることで、初めて大幅な電気代削減を実現できます。

特にフィルター掃除は、誰でもすぐに実践でき、かつ効果が大きい対策です。月1回の定期掃除を習慣化するだけで、年間の電気代を1万円近く削減できる可能性があります。

夏の電気代に悩んでいる方は、設定温度だけでなく、エアコンを取り巻く環境全体を見直してみてください。少しの工夫と継続的なメンテナンスで、快適さと経済性を両立した夏を過ごすことができるはずです。

 

 

 

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