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今回は、多くの方が軽視しがちな「健康診断の数値」について、少し真剣にお話ししたいと思います。
毎年受ける健康診断で「血糖値がちょっと高めですね」「HbA1cの数値が気になります」と言われても、症状がないからと放置していませんか?実は、この判断が将来の健康に大きな影響を与える可能性があることを、多くの方がご存知ありません。
なぜ血糖値の管理が重要なのか
血糖値やHbA1cの数値が高い状態が続くと、糖尿病という病気になる可能性があります。糖尿病自体はすぐに命に関わる病気ではありませんが、恐ろしいのは「合併症」です。血糖値が高い状態が長期間続くことで、体の様々な部分に深刻な影響を与えることがわかっています。
糖尿病の専門医によると、糖尿病には「三大合併症」と呼ばれる代表的な合併症があります。それは「神経障害」「眼の障害(網膜症)」「腎臓の障害(腎症)」の3つです。これらの合併症の頭文字をとって「し・め・じ」と覚える医療関係者も多いのです。
神経障害:足の切断につながる可能性も
最初にお話しするのは神経障害です。この合併症は、糖尿病の中でも比較的早い段階で現れることが多く、特に注意が必要です。
初期の症状として、両足の先にしびれたような痛みを感じることから始まります。「ちょっと疲れているのかな」「靴が合わないのかな」程度に考えがちですが、これが神経障害の始まりかもしれません。
病気が進行すると、痛みが強くなり、さらに進むと今度は感覚が鈍くなってきます。これが非常に危険な状態です。足に傷ができても気づかず、その傷が化膿しても痛みを感じないため、治療が遅れてしまうのです。
血流も悪くなっているため、傷の治りが遅く、最悪の場合は感染が広がって下肢の切断が必要になることもあります。実際に、糖尿病が原因で足を切断する方は決して少なくありません。
日常生活でできる対策として、入浴時など靴下を脱いだときに、足に傷がないかチェックする習慣をつけることが大切です。些細なことのように思えますが、この習慣が将来の大きなトラブルを防ぐことにつながります。
眼の障害:失明のリスクも
次に眼の障害についてお話しします。糖尿病による眼の合併症は「糖尿病網膜症」と呼ばれ、日本における中途失明の原因の第2位を占める深刻な病気です。
この病気の恐ろしいところは、初期には全く自覚症状がないことです。眼球の奥にある網膜という部分で小さな出血が起こっていても、視野の中心部から離れた場所であれば、視覚の異常を感じることができません。
症状が進行して、網膜の中心部である黄斑部にまで出血が及ぶようになると、急に見えづらくなります。しかし、この段階になってから治療を始めても、完全に元の状態に戻すことは困難です。
眼科医によると、初期の段階でレーザー治療を行えば進行を抑えることができるため、症状がなくても年に1回は眼科で網膜の検査を受けることが推奨されています。
腎臓の障害:人工透析が必要になる可能性
三つ目の合併症は腎臓の障害です。糖尿病は腎不全の最も多い原因となっており、この合併症も初期には自覚症状がありません。
腎臓の機能が低下すると、体内の余分な水分を排出する能力、血液を作るホルモンを分泌する能力、体内のミネラルバランスを調整する能力が失われていきます。
進行すると、むくみが生じ、貧血による息切れや疲労感が現れます。最終的には人工透析が必要になる場合もあります。週に3回、1回4時間程度の透析治療を生涯続けなければならない状況は、生活の質に大きな影響を与えます。
腎臓は一度損傷を受けると元に戻らない臓器のため、早期発見・早期治療が極めて重要です。血液検査や尿検査で尿中アルブミン(ACR)という数値を測定することで、初期の腎臓の損傷を発見することができます。
健康診断の数値の見方
では、健康診断のどの数値に注意すべきでしょうか。
最も重要なのは「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」という数値です。これは過去1~2ヶ月の血糖値の平均を示しており、糖尿病の管理において最も重要な指標とされています。
HbA1cが6.5%以上の場合、糖尿病の可能性が高くなります。また、空腹時血糖値が126mg/dL以上も糖尿病の診断基準の一つです。
健康診断で「HbA1c 5.6~6.4%」または「空腹時血糖値 100~125mg/dL」の範囲にある場合は、「糖尿病予備軍」と呼ばれる状態で、特に注意が必要です。
予防と早期対策の重要性
糖尿病の合併症は、一度発症すると完全に元に戻すことが困難です。しかし、血糖値をしっかりとコントロールすることで、合併症の発症や進行を大幅に遅らせることができます。
合併症予防の観点から、HbA1cは7.0%未満を目標とすることが推奨されています。これは空腹時血糖値で言うと130mg/dL未満、食後2時間血糖値で180mg/dL未満に相当します。
重要なのは、症状が出る前から管理を始めることです。合併症による症状が現れてから治療を始めても、改善が困難な場合が多いのです。
まとめ:今日から始められること
健康診断の結果を軽視することがいかに危険かご理解いただけたでしょうか。
今日から始められることは以下の通りです:
まず、過去の健康診断結果を見直してください。HbA1cや血糖値の推移を確認し、数値が上昇傾向にある場合は早めに医療機関を受診しましょう。
次に、定期的な検査を受ける習慣をつけてください。糖尿病と診断されていなくても、年に1回は血液検査を受け、眼科検査も合わせて受けることをお勧めします。
そして、生活習慣の見直しも大切です。バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠は血糖値のコントロールに効果的です。
最後に、足のセルフチェックも習慣化してください。入浴時に足に傷がないか確認するだけでも、将来の大きなトラブルを防ぐことができます。
健康は一日にして成らず、しかし一日で失われることもあります。今日の選択が10年後、20年後の自分の健康を決めることを忘れずに、できることから始めていきましょう。
あなたの健康な未来のために、まずは次回の健康診断の結果をしっかりと確認することから始めてみませんか。
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