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今回は多くの女性が気づかないまま過ごしている「シェーグレン症候群」についてお話しします。この病気は特に更年期世代の女性に多く見られる膠原病の一種で、早期発見と適切な対処が大切です。
シェーグレン症候群とは?
シェーグレン症候群は、本来は体を守るために働く免疫が自分自身の体を攻撃することによって起こる自己免疫疾患で、全身の様々な組織に炎症が起こる「膠原病」の一つです。涙腺や唾液腺など粘液を出す組織に炎症が起こることで、口の渇き(ドライマウス)や目の乾燥(ドライアイ)などの症状が現れます。
特に注目すべきは、この病気が圧倒的に女性に多く、男女比は1:17.4と言われています。そして発症のピークは40~60歳代、つまり更年期世代に集中しているのです。
見逃しやすい初期症状
シェーグレン症候群の初期症状として最も多いのが、目や口の渇きです。具体的には以下のような症状が現れます:
ドライアイの症状
- 目がショボショボする、ゴロゴロする
- 目が疲れやすい
- 目が開きにくい
- 急に涙が出る
- 目が赤くなる
- 目がかゆい
ドライマウスの症状
- 口が渇く
- 舌がザラザラする
- 舌が痛い
- 話しにくい
- 食べ物が飲み込みにくい
これらの症状は、単なる更年期症状や加齢、ストレスによるものと勘違いされやすく、多くの女性が「年齢のせい」と思って放置してしまいがちです。
見落としがちな全身症状
シェーグレン症候群は口や目の乾燥だけでなく、全身にさまざまな症状を引き起こすことがあります。約半数の方に以下のような症状が現れることがあります:
- 全身倦怠感
- 関節痛
- 皮膚の乾燥
- 腟の乾燥
- レイノー症状(寒冷刺激で指先が白くなる)
- 間質性肺炎
- 神経障害
- 腎障害
特に腟の乾燥(ドライバジャイナ)は女性特有の症状で、更年期の症状と重なるため見逃されやすいのです。
シェーグレン症候群と更年期の関係
なぜ更年期世代にシェーグレン症候群が多いのでしょうか?
女性ホルモンの低下が免疫系のバランスに影響を与えることが一因と考えられています。更年期になると女性ホルモンの分泌量が低下し、体にさまざまな影響が出始めます。その一つが口や目の乾きなのです。
しかし、シェーグレン症候群の原因はひとつではありません。女性ホルモン、免疫異常、遺伝、ウイルスなどの外敵要因が絡み合い発病するといわれています。
見逃さないために:更年期症状との違い
更年期症状とシェーグレン症候群の症状は似ていますが、以下のポイントに注意しましょう:
-
症状の持続性: 更年期の乾燥症状は一時的なことが多いですが、シェーグレン症候群の場合は症状が長く続きます。
-
症状の程度: 日常生活に支障をきたすほどの強い乾燥感がある場合は注意が必要です。
-
複数症状の組み合わせ: 口と目の乾燥に加えて、全身倦怠感や関節痛なども伴う場合はシェーグレン症候群の可能性があります。
早期発見のために
シェーグレン症候群は命にかかわる疾患ではありませんが、口や目の乾燥をはじめ様々な不快症状によってQOL(生活の質)が低下するため、早期発見と適切な対処が重要です。
厚生労働省の調査によると、1年間に病院を受診したシェーグレン症候群の患者は3万人程度となっていますが、潜在的な患者数はその数倍~10倍と推定されています。多くの女性が気づかないまま過ごしているのです。
口の渇きや目の乾燥が気になる場合は、まず医療機関で診察してもらい、原因を特定することが大事です。女性ホルモン関連の場合は婦人科や更年期外来、シェーグレン症候群の場合は膠原病科になりますが、迷った場合はまずは内科を受診すれば大丈夫です。
診断と検査
シェーグレン症候群の診断には以下のような検査が行われます:
- 唾液腺の検査: ガムテスト、唾液腺画像検査
- 涙腺の検査: シルマーテスト(涙の量を測定)
- 血液検査: 抗SS-A抗体、抗SS-B抗体などの自己抗体の検査
- 病理組織学的検査: 唾液腺の生検
治療と日常生活での対策
シェーグレン症候群に対する根本治療はありませんが、症状を軽減させる対症療法があります。
医療機関での治療
- ドライアイには人工涙液や涙点プラグ
- ドライマウスには人工唾液や唾液分泌促進薬
- 全身症状には免疫抑制剤など
日常生活での対策
- こまめな水分補給
- 部屋の湿度管理
- 口腔内乾燥に加えて味覚障害などがある場合は、亜鉛の摂取も効果的
- 刺激物(辛いもの、アルコールなど)の摂取を控える
- 保湿ケアを丁寧に行う
まとめ
シェーグレン症候群は更年期世代の女性に多く見られる膠原病です。口や目の乾燥といった症状は更年期症状と似ているため見逃されがちですが、症状が長く続く場合や日常生活に支障をきたす場合は、医療機関での検査をおすすめします。
早期発見と適切な対処により、症状をコントロールしながら快適な生活を送ることができます。「年齢のせい」と諦めず、自分の体の変化に敏感になることが大切です。
皆さんも、もし気になる症状があれば、ぜひ一度医療機関を受診してみてください。あなたの健康な毎日のために、小さな変化を見逃さないようにしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。コメントやご質問もお待ちしています。
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