バカ。ブログではあまり出てこないが好きなワード。ラーメンならバカうまいし、アントニオ猪木なら「バカになれ!」だ。ラーメンバカと来れば決して悪い意味だけではない。それにしても今回はバカなことをした。初めて行った魁力屋(かいりきや)のはなし。

う~ん、うまい。背脂浮くスープを啜るとかなり甘い。背脂の甘みもあるだろうし、カエシの味醂が効いていることもあるだろう。あまり期待していなかったので、ちょっと衝撃が走ってしまいました。そうか、これが京都の魁力屋か。しかも、この背脂が躍動感のある獣臭さを放っている。てっきりファミリー層向けかと思いきや、どっこいラーメン好きをも唸らせる背脂使い。隣に座っていたミドルな御婦人が喜んで食べているのも意外だった。何から何まで裏切ってくれるのがうれしい。麺はホント細い極細麺。博多ラーメンと違って加水率は高い。箸で持ち上げるとビヨーンと伸び、切れそうで切れない感じがおもしろい。この極細麺が背脂を纏って口の中に入ってくる。あっ、背脂多めできます。そうそう、店に入る前はネギ取り放題について書こうぐらいに思っていたが、そんなのがぶっ飛ぶほどよかったです。

う~ん、バカうまかった。いわゆる中華そばスタイルで、もはや想像を大きく超えてくることはないと思っていた。しかも他と違う材料を使っているわけでもないのに。ラーメンって奥が深いですね。実は以前に京都遠征に行った際、最後の一杯として天下一品本店と迷い、天一を選んだという経緯がある。魁力屋本店の位置を把握していたにもかかわらずだ。いま思えば、何度も食べたことのある天一より魁力屋を選ぶべきだった。バカな選択だった。

 

 

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