さて、2度目の珍々亭です。珍々亭は油そばスタイルの元祖と言われる店のひとつ。油そば大好きブログなので、前回の初訪問はさすがに感慨深いものがあった。今回は2回目ということで、リスペクトを保ちつつ肩の力は抜いて書いてみようかと思う。6年ぶり、店の周辺にある住宅が軒並み新しくなっている。いわゆる町の中華そば屋さん然としたたたずまいとのギャップがすごい。開店時には行列ができていた。おもしろいよね、タイムスリップ(創業1957年!)したような町中華に今どきの若者達が開店前から行列しているのだから。しかも行列の先には武蔵野クラシックな油そば。今どきの油そばだったら他にもたくさんあるのにね。ほとんどすべての客が油そばを注文する。油そばの説得力を見せつけられる。麺量とサイドメニューの確認が注文時のやりとり。もちろんおばちゃんに口頭注文です。あっ、サイドは丼に入れてよいか毎回確認していた。ちなみに私は、大(300g)にネギ盛&生玉子で、丼に入れてよいと伝えました。前回との違いは特大(375g)ではなく大にしたところ。そりゃあ私だって年取って食えなくなるさ。そうそう、6年前と比べて油そばは150円、ネギ盛は50円値上げしていた。まあ時間の止まったような町中華でも経済の動向に影響を受けているのさ。前回との違いといえば、カウンター席の間隔が広がりパーテションが立っていた。また、横からちょいちょいテイクアウトするお客さんも入ってきていた。こんな光景を誰が想像した。1日も早くコロナが収束してくれることを改めて願う。武蔵野クラシカルな油そばはシンプル。熱々のモチモチ太麺(丸八製麺所)にカエシと油を混ぜる。それだけ。理屈じゃない。油そばの説得力を実感。味変なんて言い方は最近のルーティンなのでしっくり来ないのだが、辛いラー油あたりはやっぱり合う。胡椒はブラぺでなく白だった。ところで、家に帰ってから店に忘れ物をしていたことに気付く。連絡したところ保管しておいていただけるとのこと。ふふふ、もう一度行ける♪