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「ラーメン好きなんです」と言う。
「どこのラーメン屋さんがおいしいですか?」と聞かれる。
ありきたりの会話だが、ラヲタとしては困ってしまうのである。
東京のラーメン屋さんを答えるべきか、近場のラーメン屋さんを答えるべきか。
あっさり系かこってり系か、豚骨醤油なのか油そばなのか。いきなり二郎ではいかがなものか。
そんなわけで、最近はこの店を答えるようにしている。
マニアックではあるが、ラーメンに関心がない人でも受け入れることができる店。
そう、ラヲタも唸らせる万人向けの店なのである。

戯拉戯拉@ワンズモールラーメン劇場(連食ら~めん)

正確に言うと、麺屋あらき。麺屋あらきと言えば、ビッグバン魚介豚骨。マニア心をくすぐるだけでなく、万人を納得させる濃厚魚介の豚骨。今回訪問した戯拉戯拉(ギラギラ!)は、その麺屋あらきのセカンドブランドに位置する。麺屋あらきと比べると『魚介豚骨の魚介部分を鶏でカバーのようで、鶏の旨味と豚骨の旨味が共存している感じ』(千葉ラーメン紀行)。まさにその通り、戯拉戯拉はビッグバン鶏&豚骨<動物系の逆襲!>と言える。そして、荒木店主自らが語るように、ホウレン草が鎮座する『家系のような豚骨醤油』(千葉拉麺ビデオ)であり、『家系モドキ』&『あらき風家系』(京成特急の乗合らーめん)である。自家製麺ではなく『再びカネジン』(千葉拉麺通信)の中太麺は、その重厚感によりビッグバン鶏&豚骨を後押しする。

食べ終わった時、やっぱりこの店(この系列店)は確実にうまいと再び感動した。
ついつい筆が進み、持ち上げ過ぎてしまったかもしれない。
しかし、ありそうでない、広く愛される名店と言える。



*天国のnaomiさんに捧ぐ。