イメージ 1

 

 

イメージ 2

 

地元の石神井界隈にはラーメン屋さんが多い。しかし、そのほとんどが、いわゆる地元の中華料理屋さん。夜な夜な近所から常連さんが集まるような、昔からの中華屋さん。ラーメンブームの余波を受けることもなく、相変わらずの中華屋さん。ふたつの方向があると思う。昔ながらのスタイルをより深化させる、春木屋@荻窪のようなスタイルがひとつ。ラーメンブームで紹介されるような今っぽい方向へ転換するスタイルがもうひとつ。

幸来@上井草

そんな地元中華屋情勢にあって、方向転換路線で気を吐くのがこのお店。そもそもこの店は昔から知っており、何だか入りづらい雰囲気だった。実際、入ったこともなかった。ところが、いつの間にか店構えが少しだけ明るくなった。雰囲気も少しだけ明るくなった。何の気なしに入ってみたところ、これが、まあ、そこそこおいしい。店員が若い人ばかりだったので、子供が店を継いだのだろうか。ラーメン本に掲載されるようなレベルには至っていないし、細かいことを言えば油の量や塩の量が多過ぎるなど、まだまだ研究の余地があるのは確かだが、現段階では方向転換に踏み切ったその意気込みを評価するべきだろう。