どうも。
先週インフルBに上陸されてしまいました、孝樹です。
微熱でちょっと風邪っぽい程度だったのですが市販の薬が効かなかったので、じゃあ病院で…て病院行ったらインフルでしたorz
熱の上がらないインフルなんて反則です・°・(ノД`)・°・
インフルの流行もだいぶん下火になってきましたが、えらく暖かい日が来たと思ったら雪が降って冷え込むなんていう日が続いているので、くれぐれも体調にはお気を付けを。
さて。
今回の気まぐれレポは、パネル什器の続編?
ペーパー立てを出来る限り一枚板で組立・解体・収納できるようにがんばって考えて作ってみたお話です。
建築力学とか全く知らない素人工作ですが、イベントの設営やディスプレイに悩んでいる人へちょっとした小話になればいいなと思っています。
なお毎度言いますが、このレポは自分への備忘録を兼ねている内容なのでhow toを語るつもりはありません。
あくまで孝樹はこう考えて作っているという話なので、もっといい方法が見つかればどんどんやり方を変えていきますし、むしろ通な人から見たらなんだそりゃ、そんなめんどくさいことしてんのかよ?!なこともあるかもしれません。
とりあえずこんな方法でやっている人間がいると言うことを知っていただけたらいいと思うよ(・ω・)/
では、はじまりはじまり。
「ペーパー立てのパネル什器をがんばって作ってみた」
1.まずコンセプトを固める。
はい。まずは指針を定めます。
今回ペーパー立てを作ろうというきっかけとなったのは、鞄の収納にそろそろ限界が来ていることです。
というのも、ペーパー立ては100均のグッズをそのまま使っていたため、割とかさばっていたのです。


だいたい厚さ2cmくらいかな。
品数が少ないときはそれでも良かったのですが、小さいながらもしおり、便せんとグッズを増やしているうちにちょっとでも平らに収納できるものは収納しておきたい。
ということで、一枚板でペーパー立ての組立を行えるようにしよう、と思い立ちました。
今回自作するパネル什器に求めたのは、
「軽量であり、そして一枚板でコンパクトにできること」
です。その分犠牲にするのが、
「耐久性、耐過重」
でした。
まあ、前のパネル什器のコンセプトとほぼ変わりませんね。
2.設計図を考える
今回ペーパー立てを作るに当たって、今までB6サイズ片面刷りのペーパーを用意していたのですが、まあ、ぶっちゃけペーパーに書く内容ってその日のご挨拶程度なので長文じゃなくても良いなぁって思っていたのでB5横1/3サイズに仕様を変えることにしました……が。
急に方向転換して、A4縦1/3サイズの売り上げスリップ型を作ることに。
土壇場で方針変更はよくあることです……いえ、あんまりあっちゃいけないことなんですが
とりあえずペーパーの仕様変更でまたB5横1/3サイズに戻っても良いように、そのサイズで方針を固めて設計図を考えます。
前回は奥行きや高さを意識していたので三角形の定理などを駆使して高さや奥行きの長さを求めていたのですが、今回は特に高さや奥行きにさほど制限はないので、割と自由に考えました。
思考としては、
「ペーパーを入れるサイズはB5横1/3サイズを基準に、だいたい横90mm×縦185mm×マチ20mmで箱を作ろう。
それをささえる斜体の土台の角度はだいたい見やすいと言われてる75度でいこう。
完全な箱だと中身が見えないから目安1/3位は表面が見えるようにしよう。
斜体を作る土台は卓上カレンダーみたいな背面に羽の切り抜きタイプにすると背面が脆くなりそうだから、斜体の土台は皿立てみたいな感じの形にした分離タイプにしよう。
分離タイプにするなら、さっきの1/3取り除いたところを活用しよう。
組み立てた箱の張り合わせはサイドじゃなくて封筒みたいな中央での張り合わせにしよう。
組立はテープで張り合わせる形で。組立のためのツメとか差し込み仕様とか絶対無理、複雑すぎて作れない」
とまあ、開き直りも交えつつ、設計図をつくります。
そうして考えてみた結果がこちら。

設計図といっても孝樹は別に建築力学を勉強した人間ではありません。
今回は一枚の板に納めることにコンセプトを置いたので、割と無理矢理な展開図になりました。その分脆さが目立つ事になったと思います。
3.コンセプトに沿った素材をチョイス
今回も孝樹は養生パネルを選択しました。
使っているのは半透明で、少し薄いタイプ、厚さは約2mmです。
この素材を選んだ理由は、単純に持っている素材を選択したというのが大きいですが、やはり手に入りやすさ、加工のしやすさを考えると養生パネルが孝樹にとっては一番使い勝手がいいです。
もしほかに素材を考えるならソフトプラバンもいい素材かもしれません。ただ上記設計図をそのまま利用するのは無理かも?
ソフトプラバンは柔らかく加工しやすいと思うのですが、その分自立させるしっかりさがないと思うので、土台がくたりとなりそうですね。
けれど機会があればソフトプラバンでのペーパー立てみたいなものにも手を出してみたいですね。
話がそれました。もどします。
4.設計図に基づいて切り出します
設計図をプリントアウトして、養生パネルにペタリしたらあとはカッターできれいに切り出していきましょう。
養生パネルは段ボールと同じなので表面を切っていても下の方にまではが届いていないことが間々あります。
けど今回の半透明タイプは薄いので、前回よりかは切れやすいかと思います。
その分柔らかいので、あまり力を入れすぎないようにしましょう。切れすぎてしまうので。
ちなみに、設計図の黒線が切り目です。
今回の切り方でもう一つ注意して欲しいのが、箱の折り目となる部分。
設計図の灰色の線の部分ですね。
段ボールを折るのを想像してみてください。
段ボールの目に対して平行であれば折りやすいです。
しかし垂直だと折るのは難しく、さらに折れても綺麗な折り目も難しいです。
しかし今回は垂直のY目(横目、段ボールの目を横にする)で作成しています。
これは箱の組立時に背面の張り合わせ時に力の掛かる部分で背面が折れる事を懸念したためです。
テープの張り合わせなど、一番よく触る部分になると思うので、力を込めたときにT目で作るとバキっとならないかが心配でした。
とはいえY目でも折れ曲がりやすい懸念はあるのですが(´・ω・`)
折り部分はY目である以上、折りづらい。
そこを綺麗に折るために考えたのが「首の皮一枚残し切り」。

パネルの裏面にカッターの歯が届かないように弱めに切れ目を入れて折り目を作ります。
あとは長く使っていくために裏面にテープを貼って補強してください。
使っていくうちに裂ける心配がありますが、裏面に歯が入らず、テープ補強していたら割と長持ちしてくれます。
もちろん無理に力を加えないのは必須ですが。
そんなこんなでパネルを切った状態がこちらです。


5.組立ててみます
現地で組立・解体をするのでテープははがしやすい3Mのメンディングテープを使っています。
埃を張り付けて汚くなったら新しくテープを切ればいいので便利です。
貼ってはがせるのではがしやすいベロをつけておくと再利用もしやすいですね。

底面から背面の中心を一直線として二本くらいテープ貼りすれば剥がすのにもたつきも少ないかと。

背面に羽の切り込みを入れたのは、斜体の土台と一直線上になるようにしてテープを貼ることで土台を安定させるのを目的にしています。
とはいえしっかりはめ込まれていればこの羽はいらなかったかも?
土台のはめ込みはスコスコだとずれる心配があったので。
そんなこんなで出来上がりはこんな感じです。


当初B5横1/3サイズで考えていたけれど、ペーパーのサイズを変更したため、タイトルが見えにくい障害があったことから底を上げ底しています。
上げ底には土台を切り出すときにでていた長方形の板を利用。
もちろん後々ペーパーのサイズがB5横1/3サイズにもどれば上げ底はいらなくなります。
この上げ底は、首の皮一枚残し切りの応用で箱の内側に切れ目をいれ、差し込んでいます。

ちょっと厚みが違うので、中が少し膨らんでしまったのが難点ですが、まあ、大きな支障にならないだろうとそのままのサイズで使っています。できるなら1mm位削ってもいいんだけど、その微調整の方が大変なのでやりませんでした。(´д`lll)

若干土台がくにゃっとなってしまったのが悲しい…(T▽T;)
ここの部分は脆く痛みやすいところだと思うので、無理に箱を押し込まないよう心がけたいところですね(b^-゜)
長々と語りました。
わっかんねぇよ、ちくしょー!な部分も多々あると思いますが、イベントにお立ち寄りの際にでも、ここってどうなってんの?て聞いていただいても大丈夫です!
これを機に、この程度のパネルならオレでも作れるんじゃね?て自作してみるのはいかがでしょうか?
100均でもバリエーションのある什器はいろいろあると思いますが、自分のスペースにジャストフィットした什器はなかなか無いものだと思うので。
それではみなさま、良い同人ライフを!v(^-^)v
先週インフルBに上陸されてしまいました、孝樹です。
微熱でちょっと風邪っぽい程度だったのですが市販の薬が効かなかったので、じゃあ病院で…て病院行ったらインフルでしたorz
熱の上がらないインフルなんて反則です・°・(ノД`)・°・
インフルの流行もだいぶん下火になってきましたが、えらく暖かい日が来たと思ったら雪が降って冷え込むなんていう日が続いているので、くれぐれも体調にはお気を付けを。
さて。
今回の気まぐれレポは、パネル什器の続編?
ペーパー立てを出来る限り一枚板で組立・解体・収納できるようにがんばって考えて作ってみたお話です。
建築力学とか全く知らない素人工作ですが、イベントの設営やディスプレイに悩んでいる人へちょっとした小話になればいいなと思っています。
なお毎度言いますが、このレポは自分への備忘録を兼ねている内容なのでhow toを語るつもりはありません。
あくまで孝樹はこう考えて作っているという話なので、もっといい方法が見つかればどんどんやり方を変えていきますし、むしろ通な人から見たらなんだそりゃ、そんなめんどくさいことしてんのかよ?!なこともあるかもしれません。
とりあえずこんな方法でやっている人間がいると言うことを知っていただけたらいいと思うよ(・ω・)/
では、はじまりはじまり。
「ペーパー立てのパネル什器をがんばって作ってみた」
1.まずコンセプトを固める。
はい。まずは指針を定めます。
今回ペーパー立てを作ろうというきっかけとなったのは、鞄の収納にそろそろ限界が来ていることです。
というのも、ペーパー立ては100均のグッズをそのまま使っていたため、割とかさばっていたのです。


だいたい厚さ2cmくらいかな。
品数が少ないときはそれでも良かったのですが、小さいながらもしおり、便せんとグッズを増やしているうちにちょっとでも平らに収納できるものは収納しておきたい。
ということで、一枚板でペーパー立ての組立を行えるようにしよう、と思い立ちました。
今回自作するパネル什器に求めたのは、
「軽量であり、そして一枚板でコンパクトにできること」
です。その分犠牲にするのが、
「耐久性、耐過重」
でした。
まあ、前のパネル什器のコンセプトとほぼ変わりませんね。
2.設計図を考える
今回ペーパー立てを作るに当たって、今までB6サイズ片面刷りのペーパーを用意していたのですが、まあ、ぶっちゃけペーパーに書く内容ってその日のご挨拶程度なので長文じゃなくても良いなぁって思っていたのでB5横1/3サイズに仕様を変えることにしました……が。
急に方向転換して、A4縦1/3サイズの売り上げスリップ型を作ることに。
土壇場で方針変更はよくあることです……いえ、あんまりあっちゃいけないことなんですが
とりあえずペーパーの仕様変更でまたB5横1/3サイズに戻っても良いように、そのサイズで方針を固めて設計図を考えます。
前回は奥行きや高さを意識していたので三角形の定理などを駆使して高さや奥行きの長さを求めていたのですが、今回は特に高さや奥行きにさほど制限はないので、割と自由に考えました。
思考としては、
「ペーパーを入れるサイズはB5横1/3サイズを基準に、だいたい横90mm×縦185mm×マチ20mmで箱を作ろう。
それをささえる斜体の土台の角度はだいたい見やすいと言われてる75度でいこう。
完全な箱だと中身が見えないから目安1/3位は表面が見えるようにしよう。
斜体を作る土台は卓上カレンダーみたいな背面に羽の切り抜きタイプにすると背面が脆くなりそうだから、斜体の土台は皿立てみたいな感じの形にした分離タイプにしよう。
分離タイプにするなら、さっきの1/3取り除いたところを活用しよう。
組み立てた箱の張り合わせはサイドじゃなくて封筒みたいな中央での張り合わせにしよう。
組立はテープで張り合わせる形で。組立のためのツメとか差し込み仕様とか絶対無理、複雑すぎて作れない」
とまあ、開き直りも交えつつ、設計図をつくります。
そうして考えてみた結果がこちら。

設計図といっても孝樹は別に建築力学を勉強した人間ではありません。
今回は一枚の板に納めることにコンセプトを置いたので、割と無理矢理な展開図になりました。その分脆さが目立つ事になったと思います。
3.コンセプトに沿った素材をチョイス
今回も孝樹は養生パネルを選択しました。
使っているのは半透明で、少し薄いタイプ、厚さは約2mmです。
この素材を選んだ理由は、単純に持っている素材を選択したというのが大きいですが、やはり手に入りやすさ、加工のしやすさを考えると養生パネルが孝樹にとっては一番使い勝手がいいです。
もしほかに素材を考えるならソフトプラバンもいい素材かもしれません。ただ上記設計図をそのまま利用するのは無理かも?
ソフトプラバンは柔らかく加工しやすいと思うのですが、その分自立させるしっかりさがないと思うので、土台がくたりとなりそうですね。
けれど機会があればソフトプラバンでのペーパー立てみたいなものにも手を出してみたいですね。
話がそれました。もどします。
4.設計図に基づいて切り出します
設計図をプリントアウトして、養生パネルにペタリしたらあとはカッターできれいに切り出していきましょう。
養生パネルは段ボールと同じなので表面を切っていても下の方にまではが届いていないことが間々あります。
けど今回の半透明タイプは薄いので、前回よりかは切れやすいかと思います。
その分柔らかいので、あまり力を入れすぎないようにしましょう。切れすぎてしまうので。
ちなみに、設計図の黒線が切り目です。
今回の切り方でもう一つ注意して欲しいのが、箱の折り目となる部分。
設計図の灰色の線の部分ですね。
段ボールを折るのを想像してみてください。
段ボールの目に対して平行であれば折りやすいです。
しかし垂直だと折るのは難しく、さらに折れても綺麗な折り目も難しいです。
しかし今回は垂直のY目(横目、段ボールの目を横にする)で作成しています。
これは箱の組立時に背面の張り合わせ時に力の掛かる部分で背面が折れる事を懸念したためです。
テープの張り合わせなど、一番よく触る部分になると思うので、力を込めたときにT目で作るとバキっとならないかが心配でした。
とはいえY目でも折れ曲がりやすい懸念はあるのですが(´・ω・`)
折り部分はY目である以上、折りづらい。
そこを綺麗に折るために考えたのが「首の皮一枚残し切り」。

パネルの裏面にカッターの歯が届かないように弱めに切れ目を入れて折り目を作ります。
あとは長く使っていくために裏面にテープを貼って補強してください。
使っていくうちに裂ける心配がありますが、裏面に歯が入らず、テープ補強していたら割と長持ちしてくれます。
もちろん無理に力を加えないのは必須ですが。
そんなこんなでパネルを切った状態がこちらです。


5.組立ててみます
現地で組立・解体をするのでテープははがしやすい3Mのメンディングテープを使っています。
埃を張り付けて汚くなったら新しくテープを切ればいいので便利です。
貼ってはがせるのではがしやすいベロをつけておくと再利用もしやすいですね。

底面から背面の中心を一直線として二本くらいテープ貼りすれば剥がすのにもたつきも少ないかと。

背面に羽の切り込みを入れたのは、斜体の土台と一直線上になるようにしてテープを貼ることで土台を安定させるのを目的にしています。
とはいえしっかりはめ込まれていればこの羽はいらなかったかも?
土台のはめ込みはスコスコだとずれる心配があったので。
そんなこんなで出来上がりはこんな感じです。


当初B5横1/3サイズで考えていたけれど、ペーパーのサイズを変更したため、タイトルが見えにくい障害があったことから底を上げ底しています。
上げ底には土台を切り出すときにでていた長方形の板を利用。
もちろん後々ペーパーのサイズがB5横1/3サイズにもどれば上げ底はいらなくなります。
この上げ底は、首の皮一枚残し切りの応用で箱の内側に切れ目をいれ、差し込んでいます。

ちょっと厚みが違うので、中が少し膨らんでしまったのが難点ですが、まあ、大きな支障にならないだろうとそのままのサイズで使っています。できるなら1mm位削ってもいいんだけど、その微調整の方が大変なのでやりませんでした。(´д`lll)

若干土台がくにゃっとなってしまったのが悲しい…(T▽T;)
ここの部分は脆く痛みやすいところだと思うので、無理に箱を押し込まないよう心がけたいところですね(b^-゜)
長々と語りました。
わっかんねぇよ、ちくしょー!な部分も多々あると思いますが、イベントにお立ち寄りの際にでも、ここってどうなってんの?て聞いていただいても大丈夫です!
これを機に、この程度のパネルならオレでも作れるんじゃね?て自作してみるのはいかがでしょうか?
100均でもバリエーションのある什器はいろいろあると思いますが、自分のスペースにジャストフィットした什器はなかなか無いものだと思うので。
それではみなさま、良い同人ライフを!v(^-^)v