どうも。
たまにはちゃんと製作駄日記もがんばりたい、ということでIllustratorについて備忘録をまとめます、孝樹です。
備忘録的な意味合いが強いので、Illustratorヘビーユーザーからしたら「なんだそんなことも知らずにイラレ使っていたのかよ?!」なことがあるかもしれませんが、さらっと読み流していただけるとありがたいです。
毎度言いますが、私が書くのはhow toではありません。
こうすればいいんだよ的な教科書を説くつもりはないので、ほんとにさらっと読み流すか、なんならこのままブラウザバックしましょうm(_ _ )m
さて。
今回のテーマは「Illustratorのベジェでペン入れ」。
きっかけは関西コミティアのサークルカットを作るに当たり、あたらしいサークルカットを描こう!なことがございまして。
せっかくなのでイラレのベジェ曲線使ってペン入れしてみようということになりました。
今までクリアしおり製作でイラレのベジェ曲線を扱ってきたことがあるので、その応用です。
ちなみに、今回参考にしたhow toサイト様はコチラ。
参考:「ごめん」にしはらまもる様
デジタルで漫画みたいな線を描く【Illustrator編】
やり方は↑サイトで語られている方法そのままで行いました。
1.まず下書きをアナログの鉛筆で書く。そしてスキャナで取り込む。
2.イラレのペンツールでまず線をざっと引く。
3.パスのアウトラインをして、線を塗りに変えた後、線の強弱の調整
4.線で描けない部分は塗りでパスをつくる
そんなこんなで完成したものがこちら。

このペン入れを仕上げるのに、4時間かかりましたorz
私はペンタブを持っていないマウスユーザーなので、いわゆる筆圧感知で線の強弱を表現するということができません。
なのでこのペン入れも「線を描く」というよりも「線を作る」という感覚、と言えばよいでしょうか。
私のイラストの描く方のくせと言いますか、やたらと筆圧高そうなペンの線になっていますが見ての通り、強弱ある線をひたすらカチカチして調整しています。
ペン入れした感想として、まず時間かかりすぎorz
ベジェ曲線に対してあまり抵抗ない人間ですが、作業時間4時間はさすがにちょっと心折れそうになりました。
最初にペンツールで線を引くシーンで太さを迷わずに潔く線を引いていけたら、もう少し時間短縮は図れるかもしれません。
ただ、少女マンガのような繊細な線を何本も重ねるような描き方の漫画には正直不向きだと思います。
細い線は描けるだろうけど、線が多くなるのがいただけない。
途中できっと萎える。
時間短縮の点で、ペンタブ持ってない身が言うのもなんだと思いますが、筆圧検知があれば線の強弱を後で調整しに行くという作業がなくなるわけだから大幅に作業時間は短くなるのでしょう。
筆圧検知はイラレでも実装されているようですが、イラレ独特の癖があるようです。
しかし。
私、一応昔ペンタブを買って使ってみたことがあるのですが、筆圧がやたらと高く、ペンタブを買って2回ほどでペン先を筆圧でぶっ壊してしまったというトラウマがありましてorz
そうなんです。
普通にボールペンとかでも下に跡がくっきりつくくらい、わたし筆圧高いんですよ(ノ_-。)
大昔、細い線が描きたくて丸ペンでお絵かきにチャレンジしたのですが、その丸ペンで書いたイラストがGペン使いました?というくらい筆圧高いわ線が太いわ(ノω・、)
なんだろう。集中すればするほど筆圧高くなる傾向にあるみたいで、学生時代も普通に書き物していて授業最後は腱鞘炎なんとことも結構ザラにありました。
なので、筆圧検知で描こうという気が全く起きないのです(/_;)
総評として、イラレでのペン入れは「自分のスタイルに割と合っている」と思います。
というのも。
まず、ペンタブに手を出す気になれないこと。
まあ、トラウマももちろんありますがマウスユーザーで慣れているので、「線を作る」感覚にあまり抵抗は今の時点で感じない、かな。
次に、私のイラストの描き方の癖。
いわゆる少女マンガのような繊細な絵柄ではなく、どちらかというと劇場版の画風というか、まあ、筆圧高いんですよ、とどのつまり!
全体的に太く、線の強弱ある描き方をするので、逆に「線を作る」という視点で考えると太く描いてしまった線を細くさせていける調整力が逆にメリットに感じます。
まあ、自分の絵柄的に線が少ない絵柄なので、線が多くない分作業時間も少ないと思われる。
そして今回の場合に最も功を奏した理由なのが、拡大縮小に強いこと。
イラレのデータはベクターデータなので、サークルカットなどを作る際、各イベントに合わせたカットに拡大縮小するシーンがどうしても発生します。
もちろん解像度高めで写真屋でデータ作ることもあるでしょうが、やはり作業の中で拡大縮小繰り返して劣化させることを考えるとベクターデータのイラレさんは魅力的。
さて、ここからはデメリット。
まず、時間がかかること。これはもう、ね。
「線を作る」ということは、調整が魅力であると同時にいくらでも迷えるんですよ。いくらでもこだわれるんです。線の太さ、細さ、とめ、はねに至るまで。
これ、作業としてはとてもよろしくない状況。だから余計に時間もかかる。
そしてどんなにこだわっても印刷したら潰れるんですよ。もう悲しいくらいに。
こだわりって大事だけど、潔さも大事よね。・°・(ノД`)・°・
そして、いわゆる意図的なムラが逆に作りにくい。
水彩のようなムラやトーンを削るような表現など、ベクターデータの理念(?)に反することがとてもやりにくい。やれないことはないけど、データがびっくりするぐらい太る。そして同じ効果をするなら潔く写真屋でやりなさい、という話。
実はサークルカットのトーン貼り、ものすごく悩みました。
せっかくイラレで描いたのに、トーン貼りするなら結局写真屋かよ?!なことに。
写真屋のデータはビットマップなので、トーン貼りするなら、イラレからコピー→スマートオブジェクトとして貼り付けすると、やはり軽くラスタライズかかります。昔に比べて随分扱いやすくなったけどね。劣化も起きにくくなったし。
余談として、イラストの必要状況によりツールを使い分け、潔くあきらめることも必要かと。
私の例としては、
「今回、拡大縮小がつきまとうサークルカットの作成だから、劣化をさせないことを最優先に、だからトーンを削る表現は逆に諦めよう。どうせ小さいカットだし、削っても微妙だしσ(^_^;)」
「小説の挿絵に使うから、イラストの使いまわしを考えてきれいな線はイラレで描こう。トーンは写真屋ではろう」
「ペーパーの落書きにするから、ペン入れはアナログでいいや。トーンは写真屋でぱばっと貼ろう」
な感じです。
ちなみに、孝樹はアナログのペン先は使っていません。昔インクとかペン先とか買っていたんですが、基本孝樹は字書きなので使う頻度がとても少なく、そうこうしているうちにペン先は錆びて、インクは蒸発しました。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
今はゼブラの極細ペンを愛用しています。ただ、ペン先のようなスラッとした線が描けないので(多分筆圧高いせい)きれいな線が要求されるシーンではイラレのペン入れをしていく可能性ありそうだなぁ。
基本漫画描きではないので、それでもいいかなって思っています。
最後に。
こうつらつらと書きましたが、たぶんわたしの一番好きな描き方は「パス絵」です。
いわゆるシルエットイラストのような、単色シェイプパス。
私のイラストの描き方の癖に由来しますが、私は白と黒がはっきりしたものを描きなれてきたせいか、中間となるグレーの表現が苦手になっています。
トーン貼りに苦労する理由として、塗りをグレーで表現する感覚がわからないのですよ。
こればっかりは場数がものを言うと思うのですが。
フルカラーをいかに白、黒、グレーで表現する為にいかに色を選択するか。それが難しい。
それならいっそフルカラーの方が塗るの大変でも表現をする作業としては楽なのかも、と思うくらい。まあ、パターンを逆に決めてしまえば断然モノクロが楽なのでしょうが。
あと、えぼうはらのけもので墨絵をやってから、アナログでの書き方では相性がいいなと感じています。
筆と鉛筆の持ち方が違うせいでしょうか。変に力まないのと、筆任せで書きあげると不思議と味があるなと感じます。
潔く一発書きしないと、二重書きしたら半紙がえらいことになるから、その状況が逆に迷い線にならず、スッとかける感触が好き。
さて。
自分の考察はここまで。
正直漫画描きさんには、これないわー、なイラレベジェの描き方だと思います。
せめてペンタブつかえやっ!て感じていることでしょう。
でもまあ、こういうやつだっているんだよってことでいっちょ、ご参考になれば(´∀`)
たまにはちゃんと製作駄日記もがんばりたい、ということでIllustratorについて備忘録をまとめます、孝樹です。
備忘録的な意味合いが強いので、Illustratorヘビーユーザーからしたら「なんだそんなことも知らずにイラレ使っていたのかよ?!」なことがあるかもしれませんが、さらっと読み流していただけるとありがたいです。
毎度言いますが、私が書くのはhow toではありません。
こうすればいいんだよ的な教科書を説くつもりはないので、ほんとにさらっと読み流すか、なんならこのままブラウザバックしましょうm(_ _ )m
さて。
今回のテーマは「Illustratorのベジェでペン入れ」。
きっかけは関西コミティアのサークルカットを作るに当たり、あたらしいサークルカットを描こう!なことがございまして。
せっかくなのでイラレのベジェ曲線使ってペン入れしてみようということになりました。
今までクリアしおり製作でイラレのベジェ曲線を扱ってきたことがあるので、その応用です。
ちなみに、今回参考にしたhow toサイト様はコチラ。
参考:「ごめん」にしはらまもる様
デジタルで漫画みたいな線を描く【Illustrator編】
やり方は↑サイトで語られている方法そのままで行いました。
1.まず下書きをアナログの鉛筆で書く。そしてスキャナで取り込む。
2.イラレのペンツールでまず線をざっと引く。
3.パスのアウトラインをして、線を塗りに変えた後、線の強弱の調整
4.線で描けない部分は塗りでパスをつくる
そんなこんなで完成したものがこちら。

このペン入れを仕上げるのに、4時間かかりましたorz
私はペンタブを持っていないマウスユーザーなので、いわゆる筆圧感知で線の強弱を表現するということができません。
なのでこのペン入れも「線を描く」というよりも「線を作る」という感覚、と言えばよいでしょうか。
私のイラストの描く方のくせと言いますか、やたらと筆圧高そうなペンの線になっていますが見ての通り、強弱ある線をひたすらカチカチして調整しています。
ペン入れした感想として、まず時間かかりすぎorz
ベジェ曲線に対してあまり抵抗ない人間ですが、作業時間4時間はさすがにちょっと心折れそうになりました。
最初にペンツールで線を引くシーンで太さを迷わずに潔く線を引いていけたら、もう少し時間短縮は図れるかもしれません。
ただ、少女マンガのような繊細な線を何本も重ねるような描き方の漫画には正直不向きだと思います。
細い線は描けるだろうけど、線が多くなるのがいただけない。
途中できっと萎える。
時間短縮の点で、ペンタブ持ってない身が言うのもなんだと思いますが、筆圧検知があれば線の強弱を後で調整しに行くという作業がなくなるわけだから大幅に作業時間は短くなるのでしょう。
筆圧検知はイラレでも実装されているようですが、イラレ独特の癖があるようです。
しかし。
私、一応昔ペンタブを買って使ってみたことがあるのですが、筆圧がやたらと高く、ペンタブを買って2回ほどでペン先を筆圧でぶっ壊してしまったというトラウマがありましてorz
そうなんです。
普通にボールペンとかでも下に跡がくっきりつくくらい、わたし筆圧高いんですよ(ノ_-。)
大昔、細い線が描きたくて丸ペンでお絵かきにチャレンジしたのですが、その丸ペンで書いたイラストがGペン使いました?というくらい筆圧高いわ線が太いわ(ノω・、)
なんだろう。集中すればするほど筆圧高くなる傾向にあるみたいで、学生時代も普通に書き物していて授業最後は腱鞘炎なんとことも結構ザラにありました。
なので、筆圧検知で描こうという気が全く起きないのです(/_;)
総評として、イラレでのペン入れは「自分のスタイルに割と合っている」と思います。
というのも。
まず、ペンタブに手を出す気になれないこと。
まあ、トラウマももちろんありますがマウスユーザーで慣れているので、「線を作る」感覚にあまり抵抗は今の時点で感じない、かな。
次に、私のイラストの描き方の癖。
いわゆる少女マンガのような繊細な絵柄ではなく、どちらかというと劇場版の画風というか、まあ、筆圧高いんですよ、とどのつまり!
全体的に太く、線の強弱ある描き方をするので、逆に「線を作る」という視点で考えると太く描いてしまった線を細くさせていける調整力が逆にメリットに感じます。
まあ、自分の絵柄的に線が少ない絵柄なので、線が多くない分作業時間も少ないと思われる。
そして今回の場合に最も功を奏した理由なのが、拡大縮小に強いこと。
イラレのデータはベクターデータなので、サークルカットなどを作る際、各イベントに合わせたカットに拡大縮小するシーンがどうしても発生します。
もちろん解像度高めで写真屋でデータ作ることもあるでしょうが、やはり作業の中で拡大縮小繰り返して劣化させることを考えるとベクターデータのイラレさんは魅力的。
さて、ここからはデメリット。
まず、時間がかかること。これはもう、ね。
「線を作る」ということは、調整が魅力であると同時にいくらでも迷えるんですよ。いくらでもこだわれるんです。線の太さ、細さ、とめ、はねに至るまで。
これ、作業としてはとてもよろしくない状況。だから余計に時間もかかる。
そしてどんなにこだわっても印刷したら潰れるんですよ。もう悲しいくらいに。
こだわりって大事だけど、潔さも大事よね。・°・(ノД`)・°・
そして、いわゆる意図的なムラが逆に作りにくい。
水彩のようなムラやトーンを削るような表現など、ベクターデータの理念(?)に反することがとてもやりにくい。やれないことはないけど、データがびっくりするぐらい太る。そして同じ効果をするなら潔く写真屋でやりなさい、という話。
実はサークルカットのトーン貼り、ものすごく悩みました。
せっかくイラレで描いたのに、トーン貼りするなら結局写真屋かよ?!なことに。
写真屋のデータはビットマップなので、トーン貼りするなら、イラレからコピー→スマートオブジェクトとして貼り付けすると、やはり軽くラスタライズかかります。昔に比べて随分扱いやすくなったけどね。劣化も起きにくくなったし。
余談として、イラストの必要状況によりツールを使い分け、潔くあきらめることも必要かと。
私の例としては、
「今回、拡大縮小がつきまとうサークルカットの作成だから、劣化をさせないことを最優先に、だからトーンを削る表現は逆に諦めよう。どうせ小さいカットだし、削っても微妙だしσ(^_^;)」
「小説の挿絵に使うから、イラストの使いまわしを考えてきれいな線はイラレで描こう。トーンは写真屋ではろう」
「ペーパーの落書きにするから、ペン入れはアナログでいいや。トーンは写真屋でぱばっと貼ろう」
な感じです。
ちなみに、孝樹はアナログのペン先は使っていません。昔インクとかペン先とか買っていたんですが、基本孝樹は字書きなので使う頻度がとても少なく、そうこうしているうちにペン先は錆びて、インクは蒸発しました。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
今はゼブラの極細ペンを愛用しています。ただ、ペン先のようなスラッとした線が描けないので(多分筆圧高いせい)きれいな線が要求されるシーンではイラレのペン入れをしていく可能性ありそうだなぁ。
基本漫画描きではないので、それでもいいかなって思っています。
最後に。
こうつらつらと書きましたが、たぶんわたしの一番好きな描き方は「パス絵」です。
いわゆるシルエットイラストのような、単色シェイプパス。
私のイラストの描き方の癖に由来しますが、私は白と黒がはっきりしたものを描きなれてきたせいか、中間となるグレーの表現が苦手になっています。
トーン貼りに苦労する理由として、塗りをグレーで表現する感覚がわからないのですよ。
こればっかりは場数がものを言うと思うのですが。
フルカラーをいかに白、黒、グレーで表現する為にいかに色を選択するか。それが難しい。
それならいっそフルカラーの方が塗るの大変でも表現をする作業としては楽なのかも、と思うくらい。まあ、パターンを逆に決めてしまえば断然モノクロが楽なのでしょうが。
あと、えぼうはらのけもので墨絵をやってから、アナログでの書き方では相性がいいなと感じています。
筆と鉛筆の持ち方が違うせいでしょうか。変に力まないのと、筆任せで書きあげると不思議と味があるなと感じます。
潔く一発書きしないと、二重書きしたら半紙がえらいことになるから、その状況が逆に迷い線にならず、スッとかける感触が好き。
さて。
自分の考察はここまで。
正直漫画描きさんには、これないわー、なイラレベジェの描き方だと思います。
せめてペンタブつかえやっ!て感じていることでしょう。
でもまあ、こういうやつだっているんだよってことでいっちょ、ご参考になれば(´∀`)