※ 追記 ※


2年ぶりにですが、参考になりそうな写真を追加・追記してみました。


ご参考になれば幸いです~ヾ(@°▽°@)ノ








どうも。

最近消化不良で胃痛が絶えない孝樹です。


入荷ラッシュは9月末より比べたらまだ落ち着いた方なのですが、とりあえず体調重視であまり残らないように頑張っています。




さて。




今週はちょっとネタ切れ気味なので。


突然ですが、以前からずっとやろうやろうと思っていた、うちのサークル「海青喫茶」で取り扱ってるクリアラミカしおり(クリアしおり)の作り方なんぞをさらっと解説しようと思います。

結構イベントごとに、「どうやってつくってんの?」と聞かれることがあるので、いい機会なので、ちょいと語ります(。・ω・)ノ゙


ちなみに、how to を語るつもりはありません。

やり方はいい方法が見つかればどんどん変えていきますし、コレが正解!なんてものはなにひとつ無いので、あくまで朝比奈はこうやってるよ、ていうのをさらっと書きつづっていきたいと思います。

暇つぶしにさらっと読み流していただけると幸いです。


ではでは、しばしおつきあいのほどをm(u_u)m




~クリアラミカしおりができるまで~




1.まずしおりのイラストを描きます。





私はいわゆるシルエット風のイラストを描いてます。

使うツールはイラレ5.5。

今までのブログ内で「パス絵」とか「ベジェる」とか言ってるのは、イラレのペンツールでパスを使ってイラストを描いているのです。

詳しい方法は私よりも詳しく解説しているページがありますし、今までのブログを読み返していただけるとだいたい書いてるので、そちらを参考に(b^-゜)

要は私も勉強中で我流でやってるので、あまりよくわかってないのですorz




【追記】




Simplog



参考になる画像をネットで探しつつ、シャーペンで下書き。


それをスキャナで取り込みます。








ベジェ完成はこんな感じ。




もちろん、カラーモノクロこだわらずイラストであれば何でも良いと思います。

わざわざイラレなんて高価なソフト用意しなくても、フリーのお絵かきソフトとかでも全く問題ないと思いますし、あえてモノクロの文字だけっていうのもおもしろいよね。

格言みたいなのを取り上げてみたり。こう、「リア充、爆発しろ」みたいな。




話がそれました。もどします。




2.イラストが用意できたら、それを適当なしおりサイズにして版下を作ります。




私は文庫本に使いやすいサイズを適当にチョイス。

使いやすさもそうですが、A4サイズに何丁付けできるかも結構視野に入れて作ってます。


だいたいA4サイズが一般的なので、私はA4サイズに6×3の18丁付けで作っています。

縦横整列させたらこの後のカッティングが楽です。




【追記】








18枚が並ぶとこんな感じですね。








そしてここが真骨頂。




3.インクジェット印刷対応OHPフィルムを用意します。




このOHPフィルム、昔懐かしい理科の授業で先生がスライドのフィルムを投影して授業してたの、覚えてませんか?

今はどうなんかな?

パワーポイントとか使っているのかな?

とりあえず、透明フィルムにインクジェットプリンタで印刷しちゃうのですよ。

このOHPフィルムは大手の家電屋のサプライ用品。。。いわばプリンタに使う紙とかおいてるコーナーとかに、こそっと置いてたりします。

なくても一週間ほどで取り寄せも可能だったりしますので、店員さんに相談してみましょう。

あ、ちなみに。インクジェットプリンタは必須ですよww




またまたちなみに、カラーレーザープリンタの場合は、インクジェット対応のOHPフィルムは使えません。使うと悲惨な目に遭うのでやめておきましょう。

カラーレーザープリンタ用のOHPフィルムもあるので、店頭にない場合は、店員さんに相談してみましょうヾ( ´ー`)




【追記】

私が最近まで良く使っていたのが、アピカさんの片面インクジェットプリンタ対応OHPフィルムでした。
10枚入りでだいたい900円前後かな?税金が上がる前はもう少し安く購入できたのですが。

今は、行きつけのビックカメラのコーナーでは取り扱いがなくなったのか、エーワンさんの両面インクジェットプリンタ対応OHPフィルムしか置かなくなっています。
こちらは10枚入りでだいたい1000円前後。ちょっと割高です。

その名の通り、アピカさんは片面にしか印字できないので、表裏を間違えると悲惨なことになりますが、手馴れてくるとやはりコストを抑えたいもの。

ネットで検索してみる分にはアピカさんの片面インクジェットプリンタ対応OHPフィルムが製造終了になったなどのお知らせはないので、おそらく行きつけのビックカメラさんが取り扱いをなくしてしまっただけなんだろうけど、残念でなりません。。。。゚(T^T)゚。


【追記2】

OHPフィルムを選ぶ際に注意したいのが、きれいに印刷できるかどうか。
というのも、紙にも普通紙やインクジェット対応紙などいろんな種類があるように、きれいに印刷できるのに特化したものもあるようです。
実は昔、エーワンさんを使っていたよしみで上記の両面印刷対応タイプを買ったのですが、印刷してみると若干モワレが。゚(T^T)゚。
出力する色によっては気にならない程度なのですが、青色系が顕著にモワレてしまいました。
アピカさんはパッケージにも「写真もきれいに印刷できる」を謳っていることもあってか、どんな色でもモワレは少なかったのですが。

ただ、OHPフィルム自体が家電量販店などで置くことが少なくなったので、OHPフィルムをお探しの方はネット通販でのお買い物をお勧めします。
私は長年アピカさんを愛用していたのでアピカさんをお勧めなのですが、もしほかのメーカーも研究するなら、パッケージの謳い文句にも注目してみましょう(b^-゜)




さて。




4.OHPフィルムが用意できたら、印刷します。




印刷モードは購入するOHPフィルムによりますが、だいたい光沢紙に写真モードで印刷するのが無難です。

印刷が終わったら乾かすのにだいたい一日置きましょう。

いくら即乾をうたっていても、印刷したてで即カッティングなんて荒技はしないでください。大惨事になります。





【追記1】
インクジェットプリンタには2種類の給紙方法があります。
背面給紙タイプと、前面巻き込み式給紙タイプ。。。といえばいいのかな?

前者はプリンタの背中に給紙口があって、紙がほぼまっすぐに機械を通過するタイプです。
後者は省スペースのために、機械の前面や下に給紙口があって、紙をローラーで巻き取らせて機械を通過するタイプ。

詳しくはインクジェットプリンタ機のカタログなどを見ていただくと分かると思うのです。f^_^;

私的に、OHPを印刷するときは背面給紙タイプのインクジェットプリンタで印刷することをオススメします。

OHPは紙と違ってつるっとした素材だからね。
私の偏見が入るかもですが、背面給紙タイプのほうが、割りと厚紙とかOHPみたいな特殊紙にも柔軟に対応できたりするんですよ。

というのも、前面巻き込み式だとプリンターのメーカーさんによってはローラーが巻き込んでくれないので印刷できないことがあるようなんです。
もちろん背面給紙タイプでも、メーカーさんによって、ということはあると思うのですが。


ちなみに、私の家には両タイプのエプソンさんのインクジェット機が最近揃ったのですが、前面巻き込み式でOHPを印刷しようとしたら巻き込みをしてくれなくて印刷ができませんでした。。。
ただ、大昔使っていたヒューレットパッカードさんは前面巻き込み式だったけど、OHPの印刷ができてたんですよね。
ほんとにメーカーさんの相性によるものだとは思うのですが、まさかこんな落とし穴があるとは思わず。

皆様もお気をつけくださいね(。-人-。)





【追記2】








私はこんな風に棚の中においています。


これならほこりかぶらないのでらくちんですね('-^*)/






ちなみにドライヤーで乾かすと言う手もあまりおすすめしません。

インク面にほこりを吹き付けるようなものですし、下手すると変色、フィルムがいがむ、なんてこともあります。自然乾燥が一番です。




5.印刷が終わったらカッティング、そしてラミネートフィルムに差し込んでラミネート加工していきます。




ラミネート加工とは、今は結構一般の目に触れる機会も多いと思うのですが、ラミネートフィルムという2枚合わせの透明フィルムに紙などを挟み込んで、専用の機械で熱圧着させるものです。

このラミネートフィルムや専用機械は一般のホームセンターで売ってます。フィルムは100均とかでもおいてますよー。

機械は昔よりもだいぶん安くなってだいたいA4サイズまで加工できる機械が5000円くらいで売ってるかな?

私は昔からずっと使っている機械がまだ壊れないのでそれを使ってますww

ちなみに私が今使っているのははがきサイズまで加工できるもので、当時の値段は5000円でした。

私がラミネート加工で使用するサイズはB7・写真L版と呼ばれるサイズを使ってしおりサイズにカッティングしたOHPフィルムを4枚差し込みます。

あんまり大きいサイズにしてもきれいに並べるのが大変ですし、ラミネート加工が終わった後切る作業も大変なので、私はこのサイズがちょうどいいなと思ってます。




【追記1】








ラミネートするとこんな感じです。


ずいぶん昔に買ったラミネーターも健在。


今じゃこのはがきサイズのもの、売ってないんじゃないかな?


コーナンなどのホームセンターで見かけるのはA4が主体になってきましたね。



【追記2】


ラミネート加工に関して、注意してほしいことが温度設定です。
あまり高い温度設定にすると加工したとき熱い状態で触ると触ったところで微妙にフィルムがいがみます。
あと、OHPフィルムとラミネートフィルムの間にエアーが入りやすくなります。

これは機種により異なると思いますので各々の采配によりますが、孝樹が気を付けている点としては、「コピー用紙・新聞紙」の薄い紙の温度設定でラミネートしています。
数値としては4-6となっているなら、4で。
余熱をしっかりしておくと最初の一枚目は割と失敗無くいけます。
ただ、あまり大量にラミネートすると機械が熱くなってしまってエアーが入ったりもしてきますので、大量にしなきゃいけなくなるときは何回か機械を冷ますようにしてください。

あと言わずもがなですが、ラミネーターは精密機器です。
ラミネート加工中は目を離さない、電源入れっぱなしで離れないなどなど、基本的な使い方はきっちり守りましょう。
OHPフィルムをラミネート加工することは、実は推奨されている使い方ではありません。
推奨されてない使い方をすると加熱で火を出すとか言われていますが、私の経験上、もう8年近くたちますが火を吹いた事例はありません。
けれども、推奨されない使い方をしていることは自覚していますし、自己責任の範囲で基本的なことは遵守して使っているつもりです。

ラミネーターに限らず、「誰かがこうつかっているから大丈夫」という考え方は私も正直やってしまうことですが、そこに慢心せず、必ずそれは自己責任であり、基本的な使い方を守っていてのことだということを留意していてくださいね。




6.ラミネート加工が終わったら、適当な大きさにカッティングします。




私はB7に4丁なので縦に三回切る形ですね。

カットが終わったら、角を丸くします。

結構堅めでしっかりとしたものになるので、必ず角は落としておきましょう。


角でシュッと皮膚こすったら流血します。面倒でも、だめ絶対




7.以上で一応完成ですが、好みでしおりのひもなどつけてます。




私はしおりの角に小さな穴をあけて革ひもとかリボンを通しています。

穴あけは一つ穴パンチの3mm穴パンチを使用。

これは文具店で取り扱いがあります。

詳しくは店員さんに聞いてみましょう(σ・∀・)σ




そんなこんなで「クリアラミしおり」が完成となります。




結構専用の機械とか必要だったりしますが、長くシリーズ化して出していけるものとしては手軽に始められるものではないかなとも思ったり。

ま、ようするに仲間が欲しかったりするわけですがww




一度、グッズ系でなんか出せないかな?とお考えならいっちょいかがでしょうか??


以上、クリアラミしおりの制作現場でしたm(u_u)m




ご参考いただけると幸いです(^^)


。。。て、画像が一つもないのは、この作業のためのプリントスクリーンを完全に忘れちゃったからですorz




さて、今月末までに11月4日のイベントの在庫補充の作業を終えないといけません。


とりあえず先週泣く泣くあきらめた「古代の詩」の製本作業と、一筆箋の在庫補充を頑張らないとな。




その前に胃痛治ってくれんかなぁ(ノДT)




がんばりますともー