男は独り道を行く -67ページ目

男は独り道を行く

誰も旅の途中

宿は目の前にある高知屋。

チェックインはPM4時と書いてある。

この時、16時なんで丁度良い。

中に入って宿帳を記入。

一通りの説明をうける。

女性陣はすぐに風呂に入れるらしいが、俺は先客がいて待ちらしい。

どうせ出かける予定なんで丁度良い。

荷物を置いて、食事前に風呂に入りたいからそれまでに帰ると告げて出かける。

 

以前来た時、この近辺で文旦を買って送った記憶がある。

が、どこにも見当たらない。

帰って来てから調べると、記憶違いw

別の場所で買ってた。

で、

「とりあえず顔を出すわ」

とメールしておいたカミーユ君の所へ。

「今日は忙しすぎて、お構いできないかもしれませんが」

と返信が来てたが、その時はその時。

到着するも見当たらず。

で、人を捕まえて尋ねてみた。

すると、ほんのさっき用事で出かけたところという。

ん~、

これはよほど運がないな。

こういうのは縁のもんなんで、今回はご縁がなかったってことですかね。

生きてる限り、また会うことがあるやろ。

その旨をメールしておいた。

 

この近辺には長宗我部元親公が初陣の際に陣を張った、

若宮八幡宮がある。

当然のちにこの地は山内一豊の所領となるわけで、

上にある紋が山内家のものになっていた。

元は長宗我部家の紋やったんやろか?

 

高知屋に戻る。

すぐに風呂に入れるとのことなので風呂。

この高知屋、洗濯はお接待。

所定のかごに入れておく。

18時の夕食まで部屋でストレッチ。

 

部屋の電話が鳴る。

夕食の準備が出来たので食事場所へ来るようにとのこと。

食事場所へは一番乗り。

金目の煮つけに、カツオのたたき。

小鉢に汁物。

なんかマッチングが悪かったのか、特に誰とも会話が無い状態やった。

かなり珍しい。

 

この近辺には宿は少ない。

全く無くは無いが、高知屋自体が他のエリアの宿と比較してもいい宿。

人気の宿なので早目に予約しないと連休なんかは泊まれない。

俺も取れなかったので、有給休暇を使って1日日程をずらして予約したのだ。

この時点では1泊2食付きで6,500円。

現在仕切っているのは女将さんの娘さんでしょうか?

翌日の朝食の希望時刻を聞かれたので6時を希望。

 

部屋に戻る。

洗濯の際にロングタイツを乾燥機にかけたくないことを伝えていた。

なので、また乾燥機にかける直前に聞くと言われてた。

で、ロングタイツを回収。

乾燥後はまた教えてくれるなりするようだ。

しかし、待てども連絡が無い。

忘れられてるのか?

結構遅い時間まで待ってたが連絡なし。

面倒になってきた。

寝た。

 

(よこ・ω・づな)

桂浜から来たルートを戻る。

当然、あの浦戸大橋を渡るわけやが、左側を歩いてもうた。

結果、

正面からジョギングの人!

こんな場所をジョギングってのも怖いが、よけるのも怖い。

車が来てないのを確認して車道に降り、走って行き違い。

怖ぇ~!

橋を渡り、種崎渡船場方面へ。

道はある程度記憶にあるので、14時35分頃にあっさり到着。

船は14時10分に出たばかり。

次の船は15時10分。

特に時間をつぶす場所があるわけでもない。

ま、ええか。

色々と見ていると、

この辺の港、クイーン・エリザベスとか豪華客船が来るんやな。

アルカディアって、キャプテン・ハーロックでしょうかね?

この間に2名やってきた。

歩き遍路なんでしょうか?

菅笠をかぶっているけど、なんか花柄やし。

話を聞いていると歩き遍路に間違い無いと判断。

待合室はなんか息苦しいので、俺は外に出る。

 

15時05分、渡し船が入港。

長浜側から乗ってきた人が降りてくる。

危ないから退くように注意される。

申し訳ない・・・。

この渡し船は県営で無料。

見ての通り、住民の普段の脚となっている。

ほぼ全てと言っていいくらい、橋なんてものは近現代に出来たもの。

昔の人は確実に渡し船で河川なりを渡っている。

遍路道にはこういう場所はいくつかあり、本来は渡し船に乗るのもの。

出港。

先ほど渡った、浦戸大橋。

 

10分も乗っていないくらいで到着。

ここから2kmもあるかないか程度の位置に33番雪蹊寺がある。

そこまでの道のりには地元のスーパーとかもある。

後で来よう。

15時34分、

33番雪蹊寺に到着。

門前にある、

「人生即遍路」

の石柱が(・∀・)イイ!!

なぜかここで文旦を売っている。

価格を確認するが・・・。

これ、完全に観光客価格やな。

この時期の高知の楽しみの一つに文旦がある。

遍路に来てから初めて食べて、それ以来毎年買っている。

楽天市場で買っていたが、なんか酷い品質の物が多かった。

それで去年は徳島の店で買ってみたら比較にならない美味さ!

今回、本場の高知のどっかで買って、家に送る予定。

初めての時も家に送った。

それが激ウマやった。

魚や柑橘類って、歩き遍路をする前まではあまり食べなかった。

というより、キライやった。

が、歩き遍路の時に泊まる民宿やお接待でいただいてから食べるようになった。

全てが大阪で売ってる物とは全然違う!

 

話は戻る。

タイミングは最悪で、バスツアーの団体さんと被る。

しばらく待ってからお参り。

で、納経所へ行こうとした時に事件が起こりかけた!

「どなたか杖をお忘れですよ~!」

との声が聞こえる。

見ると、杖に

「Bsキーホルダー」

が付いている。

俺のやんけ!

すっ飛んで行って俺の杖とアピール。

下手したら持って行かれてしまう。

そもそも、他人の杖を使うと、他人の業を背負うんやで。

車やバスとかよりも歩きが偉いとは決して思わんし、言わんが、

歩きの者にとってその杖は唯一無二なんやで!

 

ピンチを切り抜け、目の前にある、今日の宿の高知屋へ。

その前に、先ほどの2名に門前でタブレットを渡され、証拠写真を撮ってほしいと頼まれる。

しかし、証拠写真ってw

快く引き受けて、証拠写真を撮影。

さて、宿へ行きますか。

 

(よこ・ω・づな)

12時24分、

浦戸大橋。

このガードレールの所を歩く。

これが歩道扱い。

こんなところ、降りろって言われても怖くて降りられるか!

たまたま車が途切れたタイミングで写真撮影しているが、

実際は結構な速度でトラック等が走っている。

ちな、道幅は

こんな感じで、噂には聞いていたが、かなり狭くて怖い。

 

このタイミングでメール着信w

カミーユ君からw

 

この橋は大橋と言う名前だけに、結構長い。

高さも相当なもので、

こんな景色。

 

浦戸大橋を渡りきる。

すぐに33番雪蹊寺への遍路看板。

が、桂浜に行きたいので直進。

適当に行って海に降りれば行けるんやろか?

そう思いながら振り返ると人が後ろを歩いている。

さっきまで誰もおらんかったのに、チンタラ歩いてるから追いついてきたのかな。

その人物をよく見ると、見覚えがある。

そう、高知駅で会った、前回の区切り打ちの時に民宿喫茶きらくで同じだった方だ。

何度か登場するこの女性、Nさんとする。

前方に俺が見えたので信用して後を追ってきたらしい。

海に降りたいので、道路標識を無視して坂を下る。

そこに作業員がいたので道を尋ねると、降りても桂浜へは行けないとのこと。

戻って道路標識通りに坂を上る。

適当な歩行者が通れる分かれ道があったので行ってみる。

結構しんどい下り。

降りると、そこは桂浜。

波が高いため、波打ち際への立ち入りは控えるようにとのアナウンス。

そしてここからちょっとだけ階段を上がると

坂本龍馬像。

室戸岬の中岡慎太郎と地球を2週半して目線が合うという、アレである。

龍馬はこの高波の海を見て海に出ようと思ったなんて!

俺なんか、この波を見たら嫌になるけどなw

 

再び浜へ降り、しばし休憩。

ここに来るまでにイチゴの無人販売があり、Fさんはこれを買っていたようだ。

周りの人たちへおすそ分けを始める。

俺もイチゴをいただいた。

食べていると、もう1人歩き遍路の方がやって来た。

少し話すと、今日の宿は33番雪蹊寺前にある高知屋とのこと。

実は俺も、Fさんも高知屋。

また高知屋で会いましょうってことで、この方も龍馬を見に行った。

で、Fさんはフェリーで渡りたいらしいが、道がわからないようだ。

時間もあるし、道も知ってるし、付き合うことにした。

 

(よこ・ω・づな)