わざわざ高知で走ったぜよ(2) | 男は独り道を行く

男は独り道を行く

誰も旅の途中

「突撃しまぁ〜す!」
と、将棋の中原誠十六世名人の如くトンネルへ突入!
トンネルは登りとなっている。
登りは苦では無い。
無理矢理抜いて行くような走りは避け、
周りより少し速そうなランナーを探して後ろを走る。
自分のペースで走るのはもっと空いてからでええし。
なのでまだまだ余裕。
周りを観察しながら走る。
獣神サンダー・ライガーのマスク(俺も欲しい!)とか、
オネエとか、
色々おった。
そして書き忘れたが、5キロ位で持っていたチョコレートを食べた。
いつも練習していて腹が減って仕方が無い。
色んなジェルとかに書いてるタイミングでは俺には遅すぎるのだ。
トンネルの中は当然雨は落ちてこない。
しかし、ワダチに水が溜まってたりする。
最初は避けてたが、転けなければ水溜りに入っても同じ。
そう考える人か他にもいるようで、水溜りに入ってむしろ周りに水を掛けまくってる人もw
俺も気にしないようにした。
それだけでかなり抜きやすく、走りやすくなった。
トンネルを抜けると給水。
水を2つ取る。
これも授けられた作戦で、
1つは飲む。
もう1つは脚に掛けるなりする。
後半、これが重要になる。
丁字路を右折。
また少し行くとトンネル。
トンネルを抜けた15キロ過ぎでエイド。
ちくわときゅうり。
ライン取りを失敗して取れんかった。
ドリンクは水、麦茶、スポーツドリンク。
ここでは麦茶と水を取った。
そろそろ塩分が不足してくるからスポーツドリンクが良かったかも。
歩き遍路の際に塩分不足でヤバかったことがある。
都合の良い願望は叶いにくいが、悪い想像は現実になりやすい。
この辺で急に脚にきた。
足がつった。
こんな距離、ペースで脚にきたことは初めてハーフを走ってみた時以来。
それも一度だけ。
止まってストレッチしている人もいる。
しかし俺の考え、性質として、
「足が2本付いとるやんけ!痛いけど走れるやろ!」
ってのがある。
完全に根性論である。
つる前よりも足の巻込みと腿上げを意識して走り続ける。
そうしてるうちに痛みが解消。
単に痛みに慣れただけかも知れんし、
アドレナリンが出てわからんだけかも知れんが。
タイムは15キロの時点でグロスで1:26:36。
10キロから15キロのラップタイムが25:53。
5キロ毎に1分づつ上げてきてるが、最初の借金挽回ができていない。
この辺でちょっとヤバいかなと思った。
想定以上に自分の状態も、天候も悪い。
根性論でどこまで持つか?
ペースを上げるか、落として完走の確実性を高めるか?

(よこ・ω・づな)