マムシの居ぬ間に遍路 その13:人生の景色 | 男は独り道を行く

男は独り道を行く

誰も旅の途中

道の駅「天空の郷さんさん」。
敷地に入ってすぐベンチ。
トイレもすぐ横。
とりあえず荷物をワキに置く。
遍路っぽい方がおられるたので話しかけてみた。
今日の宿は同じのようだ。
わが軍の若き和製大砲の吉田正尚選手出身県の方で、
10年くらいかけて少しずつ歩いているらしい。
この方、実はここに来るのは2回目。
というのも、娘さんと二人で来られていた。
聞くと、
この間は一緒に来られなかったので、
今回は娘さんの付き添いのとのこと。
歩きは時間、お金、健康の全てがそろわないと出来ない。
ある種最高の贅沢である。
そして、歩かないと見えない景色がある。
目に見える景色もやが、
人との出会いなども含めた色んな景色が。
この辺のことはわからん人はわからん。
のうのうと
「止まれば見える」
とか、わけのわからんことを言う。
どう説明しても本質がわからない。
何とかの壁なんで仕方がない。
何も歩きが偉いとは思ってないし、
昔の人も車があれば乗っていると思う。
否定はしないが、何とかの壁である。
車のメリットは、何と言っても安くつく。
時間も取れるので、
歩きよりもゆっくり拝観出来る。
これらの話などをしていたら娘さんが戻ってきた。
上記の理由があるので少々変則的らしい。
昨日は八丁坂に泊まり、
娘さんだけ岩屋寺を打ってきたという。
で、俺と同じ道を通ってしまったらしい。
ここにも被害者w

食料調達へ。
中に入る。
一番に目が行ったのが柑橘類。
知らないが手頃な物があったのでどんなのか聞いてみた。
美味そうなので購入。
他、数点。
買ったのは
はるか(200円)
焼きおにぎり(130円)
値引になってるパンの詰め合わせw
この焼きおにぎりは名物らしいし。
食ってみるも、ぺっちゃんこ。
よくわからん食い物やった。
パンは歩きながら小腹が空いたら食うためのもの。
はるかは、結果的に遍路の間には食わず。
重りを買ったようなもの。
帰ってから食った。
説明では文旦のジューシーな感じとのこと。
食べてみると、文旦とは違うがジューシー。
甘みも強く、爽やか。
少々しなびてしまってたのが残念。
来年、ええ時期を狙って箱買いやな。

すぐに発とうとしたが、敷地内に
パン工房発見。
入ってみた。
購入したのは
トマト塩パン(80円)
牛すじ煮込トマトカレーパン(160円)
の2点。
これはトマト塩パン。
生地にトマトが織り込まれている。
結構なトマト風味。
カレーパンはここでは食べず。

10時54分、
ここを発つ。
ランチバイキングとか色々あった。
別の機会にまた来たいと思った。
このまま進んでも同じ場所に出るが、
もと来た道に戻る。
やはり遍路道を歩きたい。
俺はそういう人種やし、
求める景色もそこにあるから。

(よこ・ω・づな)