空海の超獣チェーン20 なんぞ恐れん 歩き続ける | 男は独り道を行く

男は独り道を行く

誰も旅の途中

分岐点でB女子と別れた。
へんろみち保存協会の地図にある道の方向へ。
その道、
普通のアスファルト。
逆打ちの方数名とすれ違うものの、同じ方向へ行く徒歩の者はいない。
ただ、天候が良好なのでロードタイプの自転車は多数。
この辺が田舎のメリットですな。
都会ではこうはいかない。

そしてツーリングのバイクがものすごく多い。
GWの四国は雨の予報やったんで、ツーリングを中止した人も多いと思う。
その人たち、残念でした。

途中、アスファルトではなく山の中を歩くルートがあった。
が、地図を見ていなかったため、その道を見逃してしまった。
結果的にはずっとアスファルトを歩くことになる。
何気に、これがつらい。
今回は全然問題なかった足のマメ。
なんかマメができる予感がする。
足の裏が熱いというか、ダメージがきている気がする。

山の上の道なんで涼しい。
とても歩きやすい気温ではあるが、日光が体力を奪う。
なので、水分補給はまめにしながら歩く。
しかし、室戸岬まで歩く時と同じような気分になる。
なぜなら、道しかない。
たまに喫茶店みたいなのはあるが、
基本はアスファルトの道、
景色は山の木々。
それだけ。
バイクの数が多いが、アッという間に行ってしまうのでいないのと同じ。
これ、時期によっては何も通らんぞ。
頭の中ではなぜか役所広司が歌う
「独行道」
がリピート。
これは大昔、犬HKの宮本武蔵の中で1回だけ放送された曲。
レコード化もされなかったが、ようつべにあがっているとか、いないとか。

道が単調なため、現在地もよくわからない。
でも、道はこれしかない。
歩いている時間で判断するしかない。
そう思いながら歩いていると、自動販売機発見。
すぐに駆け寄る。
同時に、向こうからやってきたバイクも自動販売機へ。
久しぶりに人間を見た気分。
アクエリアスを購入。
汗をかいた場合、水だけの補給やと危ない。
この何日か前、足摺岬の方で歩き遍路が熱中症から亡くなったと聞いた。
水分補給がお茶やったらしい。
お茶やコーヒーは逆に利尿効果があるからアカン。
ミネラルがあるから麦茶はええのかな?
基本的には塩分や糖分もとらなアカン。
理想は倍くらいに希釈したスポーツドリンク。
そのままやと糖分が多すぎるから。
なので、残っている水の中にアクエリアスを入れて飲んだ。

(よこ・ω・づな)