三途の川の渡り方4 物の価値 | 男は独り道を行く

男は独り道を行く

誰も旅の途中

9時35分に発つ。

道はある程度覚えている。
というか、2番極楽寺へはほぼ一本道。
動くには暑くもなく、寒くもないこの時季が本当は遍路には最適。
その割には前には誰も見えない。
少し歩くとセブンイレブン発見。
昔は無かったような気がする。
あるいはサークルKかなんかやったような・・・。
ここでおにぎりと菓子パンを購入。
菓子パンは翌日用。
というのも、翌日のコースは地図で見る限りではあまり食事のポイントが無い。
それと、菓子パンを食べながら歩くのが元々の自分のスタイル。
朝早かったため、少し腹が減った。
おにぎりをここで1つ食べた。
食べていると、先ほどの先達が通過。
そしてもう一名やってきて店内へ。
荷物を全て置いて入っていた。
正直、これはかなり怖い。
納経帳泥棒ってかなり多いから。
この種のは自分で納経し、朱印を受けて初めて価値のあるもの。
いわば、日ごろ努力して勝ち取ったチャンピオンベルトなり、黒帯。
稽古もせず、店で黒帯を買ってきて締めても全く価値が無い。
それと同じなんやが、買いとったりして入手し、満足する奴がおる。
だからこそ、盗む奴がおる。
またそれがそれなりの値段だ売れてしまうから問題。
ぼちぼち出発。

9時57分、2番極楽寺に到着。


(よこ・ω・づな)