ヤオと無気力 | 男は独り道を行く

男は独り道を行く

誰も旅の途中

大相撲がえらいことになってしまってる。

大阪場所中止の可能性とか。

もう、とんでもない。

個人的には中止すべきではないと思う。

街角インタビューみたいなんでは適当な意見が多い。

相撲を、勝負事を知らない人たちだろう。

日本相撲協会は今までの八百長疑惑に対して、

「無気力相撲」

と言い換えて八百長を一切否定してきた。

というのが視聴率さえとれれば何をやってもいいというマスコミの言い分。

しかし、

「無気力相撲」



「八百長」

は全く別物。

これを一緒にしてるのがおかしい。

よく例に7勝7敗の力士の千秋楽の勝率が高いことをあげている。

前も書いたように俺は八百長は否定しないし、あっても構わないと思っている。

八百長もあるかもしれない。

でも、俺は違うと思う。

そこが人間のやることで、人情というのがある。

自分が勝ち越していたら必死に勝ちに行かない力士もいるはず。

そういう人は粘らずに土俵を割る。

それは八百長とは別の物。

将棋でも、日本将棋連盟会長の米長邦雄永世棋聖が昔書かれた本で、

「人間における勝負の研究」

という名著がある。

その中で、順位戦で残留が決まった棋士が陥落の危機にある棋士に

対する感情のことが書かれてある。

確か内藤先生やったと思うが。

米長先生は相手にとって大事な一戦には全力でぶつかり、叩きのめす、

「米長理論」

を実践した。

チャイルドブランドと云われた羽生名人世代以降の棋士は米長理論を実践している。

そういうのを許さない環境を日本将棋連盟が作りあげたこともある。

で、大相撲に戻る。

上記のような人情が絡むので、7勝7敗の力士が勝つ可能性が高いのは仕方がない。

でもそれは八百長ではなく、あくまでも無気力相撲。

それを一緒にするなよと。


今回問題になってる連中は除名にすべし!

それと場所開催は別物。

大阪場所は開催すべし!


(よこ・ω・づな)