快晴 | 男は独り道を行く

男は独り道を行く

誰も旅の途中

 雨。
完全に雨男だ。(w
あがりそうな気配なので、朝食をとってしばし待機。
私の他にも数人のライダーが待機。
2時間ほど待機していたら小雨に。
レインコートを着て出発することにした。
 しばらく行くと、見覚えのある人が傘をさして歩いている。
声をかけると、やはり土佐国民宿舎に泊まっていた人だった。
ドミトリーに泊まったが、1人だったため個室と同じようなものだったらしい。
かなりの軽装なのでそのへんを聞いてみたら、バスや電車も利用しながらお寺をまわっているようだ。
しばらくバイクを押しながら一緒に歩いていたが、登坂に疲れたこともあり、途中でお別れ。
 四国の各所で見かけた風景だが、山の中の道路で猿の死骸を見かける。
普段犬や猫のこういう場面によくあうが、猿は強烈。
人間に形状が近いから。
日和佐で出会ったトライアスロンの選手が、猿の耳は美味いと言っていたが本当なのだろうか?
 あれだけ悪かった天候が回復。
気分良く、快調に進む。
距離も長いし、また天気が崩れる可能性もあるので、この時点で民宿に電話し予約。
しかし、天候が崩れるどころか快晴となり、15時頃には民宿に到着。
早すぎて勿体ないので、足摺岬まで走ってくれば?との提案にのって走りに行く。
もちろん38番金剛福寺にも御参りする準備をして。
 快適なツーリングロードといっていい道でキモチイイ。
足摺岬に到着。
大きなジョン万次郎像もある。
室戸岬の中岡慎太郎は海を見ていたが、ジョン万次郎は陸を見ているのに疑問をもった。
中岡慎太郎は陸援隊なのに海を見、ジョン万次郎は陸。
なんか逆のような・・・。
逆も真なりってことかな。
 御参りを先に済ませ、岬を散策。
なんとフナムシの多いこと!
歩くとフナムシが逃げてい行き、モーゼの十戒のように道が出来る。
ここまでいくと気持ち悪いというより快感。
以前も公務員をやっていたときに、離島出身の後輩が言っていたが、家の中にフナムシが上がってくるというのは本当なんだな。
他に、金剛福寺の賽銭箱につながっているという穴とか、弘法大師に仕えたウミガメが弘法大師を迎えに来ていたという岩など。
”大木こだま・ひびき”の漫才のように、
「そんなワケあらへんやろ~。」
と1人で説明文にツッコミをいれながら観光。
 民宿に帰り風呂と食事。
この日は私1人。
この日は”HERO’S”という格闘技の番組を視たかったのと、他に宿泊者がいないので部屋に早々と引き上げる。
疲れてメインイベントのカードだけ見逃してしまった。

 この日泊まった民宿は、NHKのテキストに載っている。