北京オリンピックの金メダリストの
” 石井慧 ”
がプロ格闘家に転向するらしい。
格闘技ファンとしては楽しみなのは間違いない。
肉体のポテンシャルは間違いなく高い。
が、実際どうだろうか?
吉田秀彦や小川直也の柔道と石井慧の柔道は全く違う。
前者は柔道家。
石井はJUDO選手。
きつい言い方だが、JUDO選手が柔道家のようにプロ格闘技ではじめから、それなりの結果を出すのは難しいと思う。
単純に、柔道経験者として、JUDOを認めたくないというのもある。
しかしそれだけじゃなく、一本を取ろうとするパワーというのはポイントを取りに行くのとは全然レベルが違うと思うからだ。
ホント、ほんの一瞬を逃さない瞬発力が一本には必要なのだ。
ポイントをとればいい技のかけ方とは全く違う。
それと寝技だ。
JUDOは寝技になるとすぐに
” 待て ”
がかかる。
柔道だとそうはいかない。
だから寝技もみっちり練習する。
寝技はスタミナが必要なのだ。
JUDO選手にそれだけのものがあるのか?
JUDOはやったことがないが、見ている限りでは、JUDOで勝つには立ち技だけ稽古すれば勝てるように思える。
知人を通して聞いた話では、すでに引退している某大物柔道家も同じことを言っているらしい。
転向するからには頑張って欲しい。
でも、JUDOを続ける方がいいと思う。