阪神C 回顧 | 走れコウタローの徒然なる馬に

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有終の美

 

逃げたオパールシャルムの前半3F・33"4、4F・44"7は、「阪神C」史上最速のハイペースでした。結果、紛れの無い実力決着となりました。

 

勝ったのは、◎の1人気のダイアトニックでした。ハイペースを好位の外から回して伸びて、叩き合いを制しました。これで1400mの重賞は4勝目。まさに「1400のスペシャリスト」らしい走りを、今回も見せてくれました。7歳で、これが引退レースとなりましたが、この距離なら来年もまだまだやれそうな、衰え知らずの走りっ振りでした。お疲れ様でした。

 

2着が、〇の2人気のグレナディアガーズでした。叩き合いで一端抜け出しかけましたが、最後は王者の気迫に貫録負けした印象です。昨年の秋以降5戦して、馬券になったのは「阪神C」のみです。世代代わって新たな「1400スペシャリスト王者」誕生の予感がします。

 

3着は、11人気のラウダシオンでした。よもやの出遅れで後方からの競馬になりましたが、これが功を奏しました。ここのところ、先行して終い甘くなるレースが続いていましたが、追込んで新味が出たのは収穫です。

 

4着は、△のハスラットレオンでした。今回初の1400でしたが、ハイペースを先行して終いの脚も見せました。兎に角ハイペースを得意とする馬で、今までは自ら逃げてハイペースを演出していましたが、逃げなくても結果が残せたのは収穫です。1400のペースもこの馬に向いていそうです。

 

▲のトゥラベスーラは8着でした。内枠で後方のイン。流れは向きましたが、3角で詰まりそうになって大外に持ち出す距離ロスが痛かったです。右回りだと苦しくなった時に内にモタれるので、追い辛くなる面もあるようです。いずれにせよ、着順程は負けていません。充分に見直せます。

 

3人気の△のロータスランドは9着でした。予想でも触れましたが、雨馬場の鬼で、良馬場ならスローを得意としている馬です。ハイペースを前で追いかけて最後苦しくなりました。1400の良馬場なら、スローになり易い府中や京都が狙い目でしょう。

 

△のカイザーミノルが12着、キングオブコージが17着でした。この2頭もハイペースを前目で運んで最後苦しくなりました。

 

△のルプリュホールは13着でした。この馬はハイペースを、いつもの最後方からジックリ構えて運びましたが、直線前が壁でブレーキを踏む不利がありました。今回は参考外です。