ルイトの試合は生中継…‼️ | 岐阜ヨコゼキボクシングジムブログ

岐阜ヨコゼキボクシングジムブログ

日本ボクシングコミッション認定、日本プロボクシングジム協会加盟ジム

来月5日に後楽園ホールでメインに出場するルイトの試合は日テレG+で生中継されます。


ダイナミックグローブSP(318)
(12/5開催)

58.5kg契約8回戦
中野幹士(帝拳)× 佐伯瑠壱斗(岐阜ヨコゼキ)

ここが見どころ!

58.5kg契約8回戦
中野幹士(帝拳)× 佐伯瑠壱斗(岐阜ヨコゼキ)

2018年10月のプロデビューから2年、4連続KO勝ちを収めている東洋太平洋フェザー級8位の中野幹士(25=帝拳)が、プロで11戦(7勝1KO3敗1分)をこなしている佐伯瑠壱斗(22=岐阜ヨコゼキ)と対戦する。中野にとってはプロでは初の日本人対決となる。近い将来の世界王者候補として期待を集める万能型のサウスポーがどんなパフォーマンスを見せるのか注目だ。

中野は少年時代からボクシングに親しみ、中学3年のとき(2010年)にはU-15全国大会で優勝している。このときの同期には、のちにプロで世界王者になる田中恒成(畑中)、井上拓真(大橋)がいる。高校時代には3人とも全国大会で優勝したが、中野だけ大学(東京農大)に進んだため、結果としてプロでは遅れてスタートすることになった。階級が異なるとはいえ中野がふたりを意識しないはずはないだろう。アマチュアで77戦68勝9敗の戦績を残した中野は2年前、2回KO勝ちでプロデビュー。2019年2月の2戦目は1回KO、7月の3戦目は2回KO、そして11月の4戦目では東洋太平洋12位にランクされていたKJナトプラグ(タイ)を3回TKOで下している。まだプロでは合計8ラウンドしか戦っていないが、見る者に非凡な才能を十分に感じさせている。サウスポーから積極的に相手にアプローチしながら間合いを詰め、左ストレートや右フックを顔面、ボディに打ち分ける。追い詰められた相手が打ち返したところに合わせるカウンターもある。このペースで経験を積みながら総合的な戦力を上げていけば遠からずタイトルが視野に入ってくるはずだ。

佐伯は2016年3月に17歳4ヵ月でプロデビュー。その年の中日本スーパー・バンタム級新人王に輝いたが、西軍代表決定戦ではサウスポーの左を浴びて喫したダウンが響いて判定で敗れた。その後、3連勝を収めたあと東京・後楽園ホールで元日本王者の大橋健典(角海老宝石)と対戦。大橋の強打に怯むことなく善戦したが、最終回の終了間際に右を頭部に浴びてダウン、8回判定負けを喫した。次戦も日本ランカーの河村真吾(ミツキ)との対戦だったが、ダウンを喫したあとバッティングで裂傷を負い、2回負傷引き分けに終わっている。この河村もサウスポーだった。その4ヵ月後には日本4位の大里拳(大鵬)に挑んだが、ポイントを失って8回判定で敗れた。直近の3試合は武運に見放されている印象だが、確実に経験値は上げてきている。佐伯は両グローブを胸の前に置いたゆったりした構えから、フェイントやタイミングをずらしながら戦うことが多い。パワーは感じられないが、相手にとっては戦いにくいタイプといえよう。

サウスポーの中野がプレッシャーをかけ、的を絞らせたくない佐伯が微妙にタイミングを外しながら迎え撃つ展開が予想される。佐伯の3敗はいずれも判定まで粘ってのものだが、サウスポーにダウンを喫して2敗している点が気になる。速くて破壊力のある中野の左に佐伯が瞬時に反応できるかどうか。対応が遅れるようだと一気に攻め込まれる危険性がある。守勢にまわった場合、佐伯はボディへのパンチにも注意が必要になるだろう。この試合を中野がひとつの通過点にするのか、それとも佐伯がプロとして先輩の意地を見せるのか。コロナ禍の影響で中野が昨年11月以来、佐伯は昨年8月以来の試合となる。両選手のコンディション調整も気になるところだ。


G+が視聴出来る方は是非ご覧になって下さい。