<プレミアムフライデー>仕事切り上げ楽しんで…きょう初日
月末の金曜日の仕事を午後3時をめどに切り上げ、消費喚起や「働き方改革」につなげようという官民一体のイベント「プレミアムフライデー」が24日に始まる。本番を前に百貨店や飲食店などは、各種催しの準備に追われた。
東京・銀座の銀座三越は24日午前、プレミアムフライデーを盛り上げようとオープニングセレモニーを開催。浅賀誠店長らが登壇し、サントリーホールディングスによるビールの配布など、同店が午後3時以降に実施する催しを紹介して来店を呼びかけた。
関西では、参加企業の一社、ハウスメーカー大手「大和ハウス工業」がこの日、全社的に就業開始を午前8時と1時間早め、午後を有給休暇扱いとした。大阪市北区の本社では、業務終了時間の正午になると、多くの社員が普段より早めに会社を後にするとみられる。
プレミアムフライデーには、仕事を早く終えるようにし、空いた時間を活用して買い物や飲食、週末旅行などを楽しんでもらおうという狙いがある。米国で11月に行われるセール「ブラックフライデー(黒字の金曜日)」を参考に、経済産業省や経団連などが考案した。長時間労働が問題になっている中で、働き方改革につなげる意味合いもある。
小売りや旅行などの業界はプレミアムフライデーを商機とみて、さまざまな集客イベントを企画。低迷が続く個人消費の底上げに期待がかかる。世耕弘成経済産業相は閣議後の記者会見で「(国民に)自分の働き方をもう一度見つめ直してほしい。賃上げが3年続いている状況の中で、なかなか消費が動いていないのはアベノミクス完成のためのミッシングリンク。これを機に、消費の促進につなげたい」と期待した。
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