民主主義とは「権力を監視する事」ですが、そもそも権力というのは放っておくと必ず暴走し、国民への支配に向けられる。
だから民主主義とは、それを守る為に「国民の不断の努力」が必要なんです。
つまり民主主義とは、そこにある到達点ではなく、「それを目指して努力する永遠の道のり」の事。
しかし多くの日本人は、そんな事は全く知らない。
「民主主義の精神」なんか、ほとんどない。
民主主義というのは、西洋人が権力者と何百年も戦って勝ち取った、下から築き上げて来た叡智。
しかし日本の民主主義は、戦後にアメリカからもらった借り物。
だから、地に足が着いていない。
他人からもらった洋服みたいで、体にフィットしていない。
日本みたいに、「政府は正義の味方」とか思っている儒教が根強い国では、民主主義は血肉化されにくい。
だいたい「権力者からもらった民主主義」なんて、論理矛盾です笑❗️
反対意見者の「言論の自由」を尊重する事
これは自由社会の基本であり、民主主義の根幹
アメリカの立派な所は…。
ベトナム戦争・イラク戦争で、若者が大勢戦死してる最中に、国内で大規模な反戦活動を許している事。
アメリカ人でありながら、アメリカの戦争を批判する自由。
それを尊重するのが自由の国・アメリカだ。
という考え。
一方、政府批判を絶対に許さないのが、全体主義国家。
民主主義が根付いていない我が国では、いま戦争になったら、後者になると思います。