日本は 武士道ではなく任侠道の国 

日本精神が体制側に現れたら武士道
日本精神が庶民に現れたら任侠道

庶民が武士道の真似をしたものが任侠道。
つまり、任侠道とは、武士道を庶民のレベルに落としたもの。

武士道は体制側 つまり「おかみ」の論理

庶民の武士道 それが任侠道

 
東日本大震災での対応を例にしますと…。  
自衛隊の救出活動は「武士道精神の発露」にくくられるかも知れません。  
それに対して、民間ボランティアや民間の義援金は「任侠精神の発露」だと思います。 

日本人の価値観のあり方は
「指導者は武士道」
「庶民は任侠道」
今こそ、江戸時代の任侠の精神に立ち帰るべき


例えば、アメリカ発の総合格闘技大会『UFC』。
その時点で最強であるAをBが倒して、そのBを今度は Cが倒して…というのが『UFC』のスタイルです。
私は、あれこそがまさに「西洋的な強さ」の価値観だと思います。
かつての植民地争奪の帝国主義的な、或いは今日の金融資本主義的な、果てしなく続く弱肉強食の論理。
いかにもアメリカらしい『UFC』こそ、まさに今日的なグローバルスタンダード。

それに対し「日本的な強さ」とは
弱い立場の人間に、どれだけ寄り添えるか」

そしてこれこそが、江戸時代以来続く、日本の任侠道の精神です。