の為に戦う兵士は、敵味方を超えて尊敬すべき


私は、アメリカ海兵隊の勇敢さを尊敬しています。   

彼らは皆、「国の為に犠牲になりたい」という気持ちで来ている二十歳前後の志願兵達です。

不幸にも闘う事になった米軍に、私は憎しみは全くありません。
日米互いに国の為に命を投げ出し闘ったのですから。
戦士は基本的に尊敬されるべき対象です

硫黄島のアメリカ海兵隊…彼らには彼らなりの正義があって、立派だったと思います。  

擂鉢山で星条旗を揚げる海兵隊のあの写真は、
米軍将兵の心の拠り所

「80年後の今も、自分達は、あの硫黄島の英雄達に連なっている」
これが米海兵隊員の心のよすがです。

ちなみに…我が日本陸軍は、海兵隊の栄光の為のダシにされた気がして、実に悔しいですが、摺鉢山のあの星条旗の旗は、悔しいけれど絵になります。
 
彼ら海兵隊の戦友愛は見事です。
仲間意識が実に強固だったのだと思います。
そして、だからこそあの一枚が、アメリカの歴史を変えたのです。
 
「写真の効果は絶大だ。
劇的な写真は時に戦争の勝敗すら決める。
あの日撮られた中のたった一枚が歴史を変えた。
バカげてるが事実だ。
当時国は破産寸前で人々は戦争にウンザリしていた。
たった一枚の写真が状況をひっくり返した。
星条旗の写真から誰もが勝利を連想した。待ちに待った勝利を」
映画『父親たちの星条旗』のセリフ

ちなみに…。
ある方がこういう言い方をしていました。
日本陸軍の偉大さを発信し続けている私としては忸怩たるものがありますが、掲載いたします。 

「生きて虜囚の辱めを受けず」
「捕虜になったら故郷の父母が白眼視される」
という日本軍の価値観は、
「そういった恐怖で上から強制的に縛らないと、脱走兵が続出するから」
という面があったからでは?
つまり、日本人の弱さの裏返しでは? 

と…。

一方、(繰り返しになりますが)硫黄島で自ら最前線に飛び込んで行った海兵隊員。彼らは志願兵です。
上からの恐怖や強制で縛られていません。
「国の為に犠牲になりたい」と、自主的に国に命を捧げる気で、自分から死地に飛び込んでいます…。

とにかく、敵味方の枠を超え、私は硫黄島で戦った米海兵隊員を、心から尊敬しています。