官僚と遊泳術


受験勉強を徹底的にやって勝ち続けると「遊泳術の得意な人間」は、生まれると思います。
小利口な「泳ぎの達者な奴」ですね。  
 
しかし特にリーダーは、才に長けても、最後は根性とか精神力の方が大事です。

山本五十六も米内も、遊泳術は抜群です。
ただしそれは、真のリーダーではない。 

受験エリートである高級官僚は
特権意識のかたまり

彼らは人に頭を下げないでお金が入ってくるので、何か勘違いしている人間や、抜き差し難い特権意識のかたまりの人間が生まれてくる。

彼ら受験エリートの内の何割かは、私みたいな建築職人や、漁師さんや運転手なんかを、同じ日本の仲間と思っていない様に思います。
 
思想戦は
ほとんど生まれ変わるに等しい変革が求められる
 
だから大事なのは、排外主義を掲げるだけではなく、日本人の魂を取り戻す事。
それでなければ、単なる地球放浪のボヘミアンに堕する。
いま流行りの意味不明な「地球人」というのは、ある意味で野生の野蛮人に近いですが、「国民」という所属意識は文明性を帯びています。

そして確固とした「日本人の意識や心」があれば、社会の仕組みや制度なんかに左右されない と思います。

むしろ、間違えたものなら、魂の防波堤で跳ね返すべきです。   

ところが昨今の政治家は、もっぱら社会の仕組みや制度をいじくる事や、資源の分配論に関心がいっているような気がします。 
  
また、現在の政府も役所も、横軸的な現世的・空間的な横の広がりのみをその対象として、縦軸的な時間的な連続性・すなわち過去の精神の継承という事に、関心を向けているように思えません。

ですから、戦後の価値観を180度転換するくらいの気持ちでなければ、現在の難局は脱却出来ないと思います。
 
大事な事は、権力の交代ではなく、思想の交代

今の右翼と左翼は所詮、異腹の兄弟なので、右翼と左翼の両方を否定するくらいでないと、新しいものは生まれてこないです。
右翼でも左翼でもない第3の道。

愛国心を深く掘り下げて出た意見は
右とか左というイデオロギーを越える

そして主義主張というのは、その時の社会から有毒と思われて、かつ、それを貫く事で社会と正面衝突する位でないと、本物ではないと思います。

とにかく、赤く洗脳された現代日本人は、今までの価値観を根底から破壊し今までの常識を非常識に、非常識を常識にするくらいの、180度の転換をして思考を丸ごと交換しなければならない秋に来ていると思います。

国家は「悪」で滅びず「愚」で滅びる

今は、碁盤の上のチェスの様に敵味方が明確に別れている時代ではありません。  

特に精神の防衛戦では、敵は「亡国マインド」という、目に見えないウィルスです。 
 
日に日に消滅していく
「日本らしさ」の、愚直な守り手でありたい

自分の命より、重い価値がある。  
命より大事なものがあるから、命を捨てられる。

そういった高い倫理感とか誇りというのは、空中浮遊的な「地球市民」ではなく、「日本人として高潔であろう」という、国民としての精神的な自覚から生まれると思います。