私も「反日左翼」を否定する民族派の気持ちはわかります。
よくわかります。
しかし、私の話を聞いてもなお、同じ事が言えますでしょうか。

「反日左翼の言い分」に一理あり

戦中、海軍上層部は一般の兵士を「単なる員数」として消耗品として扱ったと思います。
だって、戦死者の約半分が餓死、病死、水没死ですもの。

海軍上層部の一部の人間達による、
「一般国民への裏切り」

大東亜戦争では国家が命令して、国民を戦争に動員しました。
ほとんどの全部の国民は、一生懸命戦って国に尽くしました。
「公」に奉じました。
しかし…。
戦時中あれほど一生懸命、国に尽くしたのに全て最後は国家上層部に裏切られたのです。
100万人が餓死・戦病死。
戦後80年経っても、いまだに100万体の遺骨が東南アジアに放置。

一生懸命国の為に戦っても、戦後は政府からも国民からもその労は全く評価されず、むしろ侵略者扱い。
結果、国を恨むのは当然です。
捨てられたんですから。
誠意が裏切られたんですから。

「愛の裏切り」は 回復不可能な傷を与える

 戦後に起こった反日的言動は、国家によるその「愛の裏切り」に対して、国家に「申し訳なかった」とひざまずかせたい心理の裏返しだと思います。
 
幼児期に愛されたかったのに甘えられなかった不良少年の「甘えの裏返し」と一緒。    

要するに「左翼」の方達というのは、「保守派」が光を放射した対象物に出来た影なのだと思います。つまり、この人達も間違えていない。  

もしかしたら、ある意味で「左翼」とレッテル張りされてしまった方達こそ、実は形を変えた愛国派の真の味方であり、日本民族の潜在意識の代弁者なのかも、とすら思います。
まさかの友は本当の友。 

 少なくとも、左翼は左翼なりに、国家国民への愛情を持っています。