敵からホメられるのは売国奴 
~米内光政 海軍大臣が売国奴の証拠~

陛下の赤子が、広島・長崎と満洲、
そして東京裁判で大勢殺されていくのを喜んだ米内

東京裁判で処刑された「A級戦犯」の7人の内の、6人が陸軍出身者で1人が政治家。

海軍は「A級戦犯」として誰も処刑されていません。
東京裁判なんて復讐劇なのに、何でご赦免なんでしょう。
対米戦を始めたのは海軍なのに…。
 
その「A級戦犯」達の処刑一ヶ月前の事ですが…

東京裁判での判決言い渡し終了(昭和23年11月12日)直後の11月17日の夜の事。

昭和23年11月18日の新聞に出ていますが、その記事によると…。

その前日に東京裁判の首席検事キーナンは、元海軍大将・岡田啓介、元首相・若槻礼次郎、元陸軍大将・宇垣一成、そして元海軍大将・米内光政を自宅に招いて盃をあげて乾杯し祝意を述べ、皆で酒を飲み放題、ご馳走も食べ放題の一夜を過ごしました。

そこでキーナンは米内の「平和への努力」に対し、敬意を表したといいます。

一同かなり酔ったその帰り際に、検事が一人づづ見送ってくれるという歓待ぶり。

昨日までの敵国の手によるインチキ裁判で、かつての自分の仲間達に判決が下された直後に、その裁判の検事と笑顔で乾杯ですからね。

この日の様子は、新聞だけではなく若槻礼次郎の自伝「古風庵回顧録」にもあるそうです。

くれぐれも言いますが、この一ヶ月後には、自分の命と引き換えに東京裁判で天皇陛下を守り切ったかつての7人の仲間達が処刑されるというのに…。

昭和23年なら、娑婆ではまだ民は飢えに苦しんでいるというのに…。

山本五十六とワンセットで称賛される事が多い米内光政海軍大臣ですが、これ自体を見ても、米内海軍大臣は売国奴だと私は思います。

日米両国にいた「内なる敵」
日本を滅亡させた、海軍の「内なる敵」

アメリカの「内なる敵」は、主として国務省にいました。
これを検証していく事が、日米両国の戦没者への最大の鎮魂です。
米内が原爆投下と、ソ連による満洲侵略を喜んだ話と併せて、また別稿で検証いたします。