帝国陸軍に降伏は無い
切腹は喜び
切腹は勝利に匹敵する
〜武士道や大和魂は、
西洋人の思考回路では理解できない〜
西洋的理性の信奉者である大正デモクラシーの彼らにとっては、「切腹」や「自決」といった武士道的な価値観は、「未開なアジアの野蛮な風習」にしか見えないのです。
しかし切腹は、己の大和魂の究極の到達点。
己の真心の最大の証。最大の誠意。忠誠心の極点。
切腹を厭わない日本軍人の自己犠牲心が、
日本国家の名誉と尊厳を守って来た
しかし、武士道とか大和魂とかは、西洋人の思考回路や西洋的理性では理解できないのです。
ちょっと話がそれますが、私はある方から「狂愚誠愛」という言葉を教えてもらった事があります。
「人間が、常識を超えた大きな行動を起こす時というのは、理性ではないのです。
困難な仕事に立ち向かう時もそうですね。頭の中を狂った状態にします。
愚かなまでに一心不乱に狂う事。
つまり、狂愚とは行動学。
しかし、狂うからこそ、誠の愛が生まれる」
つまり、人は狂気によって飛翔する。
狂気によって次元上昇する。
この「狂」について三島由紀夫 先生は、
「狂気が今や精錬されて、狂気の宝石にまで結晶して、正気の人達の知らぬ人間存在の核心に腰を据えてしまう」
という表現をしています(よくぞこんな見事な表現が思いつくものだと思います)。