上層部の「うみ」を出し切れずに
隠蔽工作する日本型組織
日本型組織というのは、現場は世界一頑張っているのに、トップは後ろにいるか、いざとなったら逃げる。失敗の責任は誰も取らずに、隠蔽する。これは昔から変わりません。
JALの人に聞いた話ですが、JALでも1985年の日航ジャンボ機123便墜落事故の責任の所在について言及する様な人間は左遷され、責任の隠蔽に協力した人間は出世したそうです。
「高浜機長もそうだし、スチュワーデスの皆さんもそうだけど、JALというのは、現場の人間は精一杯頑張ってるんです。しかし、上層部には隠ぺい体質があって、悪性腫瘍を出し切らないまま、放漫経営で倒産してしまった」
と…。
東電もそうですが、これが日本型組織の典型であり、海軍も上層部は同じです。
その点、アメリカは違う。軍でも政治でも、「上層部の責任」は、徹底的に追究されます。