ソ連と向き合う「北守」は日本の国益に合致
米英蘭とぶつかる「南進」は日本の国益を破壊

米英蘭は本来、議会政治・資本主義の価値観を日本と共有する友邦

「米英蘭と戦争してでも東南アジアを支配する」として南進を進めたのは海軍

蓮沼蕃 侍従武官長も、嶋田繁太郎 海軍大臣に

「(昭和16年)6月までは陸海軍も対米不戦なのに、7月の御前会議での戦争やむなしの姿勢に導いたのは海軍」

と言っている。

陸軍は北守・北進が基本戦略
南進して対米英戦に導いたのは海軍

「こちらが南部仏印やオランダ領インドネシアに進駐して、米英が対抗措置として禁輸を取ったら戦争する」 
これを吹聴していたのは海軍。

又、まだ米英から禁輸されていない7月2日の御前会議で海軍トップの永野修身 軍令部総長は対米武力開戦を明言している。

昭和天皇もこの永野の開戦論を、
「捨鉢の戦をするとのことにて誠に危険なり」
と発言。

つまり、南進して自ら進んで対米戦を求めたのは海軍。

1940年7月に第三次ヴィンソン法が策定され、1943年にはアメリカ海軍がとてつもなく強くなるのを知っていたのに、なぜ融和策を取らず強硬策を採ったのでしょうか。
やはりそれは、「軍艦比率が優位なうちに華々しい真珠湾攻撃をやってみたい」という山本五十六以下の強い誘惑に駆られたからでは、と類推せざるを得ない。

やる必要がない対米戦は、海軍が進めて陸軍は引きずられただけ
五十六を英霊として祀るのは、数百万人にのぼる「五十六以外の本当の英霊」に、失礼千万 

祖国愛があれば、祖国を壊滅させた真珠湾攻撃もミッドウェー海戦も、それを強引に進めた山本五十六の事も、必ず糾弾するハズ。 

それをしない「自称 愛国者」はその実、愛国者でもなんでもないという事の証。