こんにちは!

また夏が戻ってきました。
でも日が暮れるのが少しづつ早くなってきています。
少しさびしいですね!

リンパという言葉はよく聞くと思いますが、
「何者?」と思われている方は多いのではないでしょうか?

今日はそのリンパについての機能をお話しいたします。

体内には「2つの川」が流れています。
1つは血液ですが、もう一つが「リンパ液」です。

リンパ管は血管と同じように、全身を巡っています

血管には心臓から体の細胞に酸素と栄養素を送る動脈(行き)
二酸化炭素を含んで心臓に戻る静脈(帰り)があります。

リンパ管は行きはなく、帰りの道しかありません。
足先、手先から静脈にさかのぼっていきます。

血液は心臓のような強いポンプ作用で体を巡るのに対して、
リンパ管は筋肉の収縮によるポンプ作業で流しているため穏やかな流れです。

  血液は30秒~1分で体を1周
  リンパ液が足元から静脈までたどり着くまで8~12時間

しかもリンパ管は逆流しないように逆流防止弁もついています。
これによって体内にリンパ液が溜まるのを防止しています。

人間の体ってよくできています。

リンパ液の3つの働き

1.余分な水分と老廃物の回収機能
  細胞に吸収されなかった水分などは毛細血管に回収されますが、
  そのうちの約1割がリンパ液が回収します。
  また、血管で回収することができなかった大きな老廃物も回収しています。

2.老廃物のろ過機能
  回収した老廃物をところどころにあるリンパ節でろ過しています。
  リンパ液がこのリンパ節を通るたびに、メッシュ構造のフィルターで老廃物が取り除かれるのです。

3.免疫機能
  体外から入ってくる細菌やウイルスと闘っているのが免疫細胞になります。
  免疫細胞の中でも強力な「リンパ球」が、リンパ節に待機しています。
  しかもリンパ球が退治した細菌やウイルスの死骸を食べてくれるマクロファージもいるんです。
  退治と残骸の掃除までしてくれるんです。

知れば知るほど不思議ですね!