空腹感を感じるのは、胃の中に食べ物がなかなったからではなく
血糖中のブドウ糖量(血糖値)が低下したために起こります。
食事後は、血液中のブドウ糖と脂肪の量が増加します。
時間が経過するとブドウ糖の一部は活動のためエネルギーとして利用され、
残ったブドウ糖は筋肉と肝臓に、脂肪は脂肪細胞に蓄えられます。
食べ過ぎや運動不足で摂取エネルギーが運動エネルギーが多いと
筋肉や肝臓には蓄えられるブドウ糖の量には限界があり、脂肪細胞に取り込まれ、
脂肪として貯蔵されてしまいます。
空腹時は、血液中のブドウ糖は少なくなっていますが、
筋肉と肝臓にはブドウ糖が、脂肪細胞には脂肪が十分に蓄えられているのです。
そのまま食べなくても肝臓に蓄えられたブドウ糖が血液中に放出され血糖値が上昇します。
空腹時に運動すると
肝臓に一度グリコーゲンとして蓄えられたブドウ糖が分解されて血液中に放出されます。
脂肪細胞に蓄えられた中性脂肪は遊離脂肪酸に分解されて血液中に放出されます。
このブドウ糖と遊離脂肪酸を利用して運動することになります。
運動のタイミングとして体内に蓄積された脂肪を効率的に燃焼できるのは・・
食後一時間は食事で消化吸収された血液中のブドウ糖を利用します。
食後3時間半後は血液中のブドウ糖は減少していますが、内臓脂肪細胞に蓄えられていたブドウ糖を利用することになります。
脂肪を分解するという内臓脂肪本来の機能をさせることができ、肥満を解消し、生活習慣病の予防になるのです。
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