2012年1月
不安を抱えながら
ようやく重い腰をあげて
大腸肛門の専門病院へI
家からは離れていましたが
高速を使えば早く着けるし
入院設備もある綺麗な病院なので
万が一の対応も出来るはずと…
何より
女性専用の待合室もあったので
恥ずかしい思いをせず
通院出来る事が1番の決め手でしたI
とても混み合っている病院で
予約もしていなかったので
不安になりながら
長い時間…待合室で待っていました
名前を呼ばれ診察室へ
めちゃくちゃ緊張
問診と照らし合わせて、症状の説明
切れ痔?
と…思いたいけれど
心のどこかでは
もしかして…がんなのかも…
と思う不安な要素が
じつは私にはありました
それは父が10年前には
直腸ガンで手術を2回して
結果…
人工肛門になってしまい
ストーマーを
装着する日常になった事実
今も…
元気に過ごしていますが
やっぱり
体の機能を失うことの辛さ
色んな事で
大変なことだと
身近に居て
1番に感じていたからです
『先生…
私も直腸ガンなのでは…
ないでしょうか』
と…涙目になりながら問いかけてみると
先生は…
『まだ若いから、その心配は早いですよ
』
と…
正直そんなに私は若くはないけれど…
平均して年齢層の高い
年配の人達の病気だからと言うような
ニュアンスの感じだったので
少し
★安心してしまいました★
『じゃ~触診しますから
おしり出して横になってください』
恥ずかしさで
顔が火照って真っ赤に
『切れて炎症を起こしていますね
治る前に、また切れるの繰り返しなので
排便時には
微量の出血は伴う状態ですね
まずは
おしりに注入して炎症を治めるお薬と
便秘にならないように
飲み薬も処方をして様子を見ましょう』
その言葉で安心したものの
やっぱり不安がぬぐえなくて
『先生…本当に私は
がんじゃないんですか?』
との問いに
『若いからねぇ~
そんなに心配なら、まずは炎症を治してから検査しましょう
炎症が酷いうちに検査するのは
痛みも伴いますから』
その言葉を聞いて
安堵してしまいました
もしも…その時…
それでも心配で不安だから
痛みが伴っても詳しい検査を
すぐにしてください
お願いしますと
あの時に
強く言っていたらと…
のちに後悔する事になる事とは
まだ・・・その時は思ってもいませんでした
続く→③