命日 | よんのブログ~開腹シロッカーで妊娠継続・出産!~

よんのブログ~開腹シロッカーで妊娠継続・出産!~

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そして天使の息子たちとH26.7.27に生まれた娘のこと…。

(ほぼ)毎日の記録☆

今日はお空の次男の1歳の誕生日です。
次男のこと、いろいろ書きたいと思います。
(以下、流産の記録です。お辛い方は見ないようにしてくださいね(^-^))


























次男を授かったのは一昨年のことでした。
しばらく休んでいた不妊治療を再開し、一回目のタイミングで奇跡的に授かりましたぼー





予定日は去年の8月11日。




私は前回のこと(早産)があったので、不妊治療クリニックから市内の大きな総合病院へ紹介状を書いてもらいました。


もちろん今回は予防的にシロッカー手術をする事が前提でした。





しかし、まだ手術を受ける時期ではなかった9週頃


私はインフルエンザにかかってしまいました。



病院でもらった薬を飲んで高熱に耐えていたその夜、嫌な感じがして出血しているのが分かりました。




出血量はとても多く、大きなナプキンをしても漏れてしまうほどでした。




すぐに旦那に総合病院へ連れて行ってもらい、診察。



エコーで見ると赤ちゃんは元気に動いていました。
しかし、出血の多さからして今回は難しいかもと言われてしまいました。



そしてそのまま入院。
シロッカー手術ができる時期(12週)まで待つことになりました。


出血は一晩で何とか収まりました。  
がその後、羊水のようなものが出て来ていたのを覚えています。
が、それもしばらくして収まり、


後はひたすらベッドの上で時が過ぎるのを待ちました。



そして何とか無事に3週間がたち、私はシロッカー手術を受けました。



その後は経過も順調。私は1週間程して退院し、自宅にて安静生活を送りました。
 


しかし

18週のある朝、うっすらピンク色のおりものが出ているのを確認。




受診すると、縫い縮めた所から頸管が切れシロッカーの糸が取れかけている、との事でした。
(痛くなかったかと聞かれましたが、何の痛みもなかったです。)


そのまま即入院、緊急手術(マクドナルド術)となりました。


手術時、頸管の切れ目は更に広がり、シロッカーの糸はまるで効かない状態だったそうです。



そしてその日の夜中…


恐れていたことが起こりました。


陣痛です。



先生の指示で陣痛を抑える強い薬(座薬)が使われました。



そして明け方頃ようやく痛みが収まったのです。



それからは毎日ウテメリンの点滴をしたり、張りを調べるモニターをつけたり、心拍を確認したり、引き続き座薬を入れたりしました。
私はただただ祈るしか有りませんでした。




そして手術から3日たった日のこと。


まず、新米の看護師さんが心拍を取りました。


見つかりません。


ベテランの看護師さんが来ました。


見つかりません。


ついに部屋にエコーの機械が持ち込まれました。


最後に先生が呼ばれました。







次男の心臓は止まってしまっていました。



















次男には不思議な力がありました。




その時私は4人部屋でベッドも数日前まで埋まっていたのですが、


次男の心拍が止まっていることが分かったとき、部屋には私一人。


みんな退院や外泊でちょうど誰もいない状態だったのです。



それから


エコーの機械を持ち込んだ時、しばらく故障したようになって映像がなかなか出てこなかったり。





私の思い込みかも知れないけど、


次男はきっと自分の心臓が止まっていることを、まだ教えたくなかったんだと思います。


他の妊婦さんやその赤ちゃんにも、知られたくなかったのでしょう。














その日はちょうど土曜日で、分娩は週明けの月曜日にする事になりました。




私は次男があと少しお腹に居てくれることに感謝し、貴重な貴重な2日間を大切に過ごしました。



陣痛が来ることも、張りが来ることも有りませんでした。








そして月曜日。



マクドナルドの糸が切られ、小さな陣痛促進剤がたった一粒だけ入れられました。

 



しばらくして痛みが始まり、出血している感じがありました。 



助産師さんを呼び、確認してもらおうとすると…




急に部屋の電気が消えました。




「まだ見ないで!出たくないよ!」
って言ってるみたいでしたぼー






そのうちに痛みが増してきたので、私は分娩室へ移りました。





出血は続いています。




実は、陣痛により縫い縮めた所から頸管が裂け、前回の早産の時の頸管のキズが開いてきていたのです。




そしてそのまま、そのキズから卵膜に包まれたままの赤ちゃんが産まれてきました。




「男の子ですよ!」



可愛い可愛い私の次男…!



19週1日。
266g。
名前は、「イオ」。









ごめんね




苦しかったね





ありがとうね





ごめんね

















私はそのまま裂けたキズを縫うために手術室へ入りました。




その後は看護師長さんの気遣いで、私は個室に入りました。


他の赤ちゃんの声が聞こえないように、と。




でも私は平気でした。
一生懸命泣いている赤ちゃんも、泣かないイオも、心から可愛いと思えました。





きっと


旦那や妹たち、先生や看護師さん、助産師さんたちがかわるがわる側にいてくれたからでしょうぼー


本当にありがたかったです。




イオは、シュンと同じように小さな箱に入ってガーゼのお布団でスヤスヤと眠っていました。




お花やオモチャ、折り紙をたくさん入れて


お手紙を添えました。



イオは色とりどりの中に埋もれて眠っていました。





私はシュンの時のようにイオにも初乳をあげたいと思っていました。



でも残念ながら今回は出ませんでした。



それはちょっぴり心残りですぼーあせる















そして退院、



火葬場でのイオとのお別れ。

















イオは





1才になりました。






お兄ちゃんのシュンと仲良くしてくれているかなぼー





いつもいつも




おかあさんを励まし、支えてくれてありがとう




おかあさん




頑張るからね!









ごめんね、イオ





ありがとう