お正月ともなれば、

結婚している人は、自分の実家だけでなく、

伴侶の実家へ行くのが恒例行事だろう。


彼もまた、亡き先妻さんの実家へ、

毎年、息子さんたちを連れて行くのである。


いや、そもそも彼は先妻さんと結婚してから、長きに渡り、毎年先妻さんのご実家にも行っていたに違いない。

(当たり前だ。結婚していた時は、自分もそうだったのだし。)


亡き先妻さんの実家との関係は、息子さんたちにとって大切にされるべきものだ。


しかし、正直言って、彼が私に話すときに、

「向こうの実家に行ってくるよ」

と言うのが、

私にはなんだか寂しい。 


向こうの実家。

既婚者が、自分の伴侶の実家について、

第三者に言っている風に感じてしまうからだ。


ああ、向こうの実家は伴侶の実家、

自分は何になろうとしている?!

‥と、ぐるぐる考えてしまうのだ。


そう彼に言ってみた。すると、


「じゃあ、

『息子たちの母方の祖父母の家に行ってくるよ』

‥って言おうか」


と言われた。(汗)


彼に聞くと、

たとえ私が、私の息子たちにとっての父方の祖父母の家(私にとっては元夫の実家)を、

「向こうの実家」と、彼に言っても、

彼は別に何も感じないのだと言う。


本当に?と思ったが、

「心が広いのね」

と彼に言った。


後妻になる皆様は、どんな風にしてらっしゃるのでしょう。

全く再婚前からこんなことで甘いのかもしれませんが(^_^;)、


こんなささいなことに、いちいち傷ついても、

それでも私は、彼と居たいのです。

仕方ないですね。(笑)


籍を入れたら、お正月は彼の実家にもちろん行くことになると思いますが、

先妻さんのご実家には、私だけは遠慮して、ご挨拶の品を彼に手渡すのかもしれない。

私に遠慮して、したい話も出来なくなってしまっては申し訳ないと思うのです。


籍を入れる時には、彼に相談しつつ、ご挨拶の良い形を考えよう、などと思っています。☺