辻村深月さんのかがみの孤城
とっても表紙が可愛くておばさんの私が手にとるのには少しためらいがありましたが…
ページをめくる毎に、グイグイと辻村ワールドに引き付けられました
どうしてこんなに素晴らしい物語がが書けるのか

私の想像以上の世界です
主人公は中学1年生のとっても可愛いいこころちゃん。
いじめにあって不登校になってました
共働きの多いご時世、こころちゃんは1日中1人で家の中にとじ込もっている
ある日かがみの中の世界に入って行く
そこには何らかの理由で、やはり学校に行けない子供達がいた
そこでの友達との関わりで、こころちゃんは段々心が強くなっていきます
たくさんの伏線があって、ページをめくる毎に楽しめました
中学1年生、消えかかっている私のその頃の記憶を辿れば、そう、今思うと一番不安な時期だったわ
誰でもそうだけど小学生とは違う環境、親しかった友達とも離れるし、全て変わる
新しい友達を作り始める時にイジメ、仲間はずれ、シカトにあうと、辛いよね
世の中には自分中心にしか考える事が出来ない人がいる
小学生から高校までの間、残念ながら教師をされている方々には申し訳無いですが、いい先生に巡り逢った事は無い気する
私自身、特別先生と深く関わりたいとかは全く思いもせず、ただ流されるままに過ごしてきた
多くの生徒はそうじゃないかな;…
欲ばりなおばさんになって、今更思う
幸い私は話しかけてくれる友達が現れて、楽しく学生時代は過ごせました
かがみの孤城のこころちゃん
私の中学生時代を思い出させてくれて、ありがとうございます。
そして、あなたは負けない。そんな気がするよ。