中国著作協会 グーグルに著作権の侵害を解決するよう要求3月25日8時52分配信 サーチナ
グーグル(Google)が中国から撤退すると発表したことに対し、中国文字著作権協会の張洪波常務副総幹事は24日、記者会見で「グーグルが中国の検索事業から撤退しても、著作権侵害問題の解決に対する障害とはならない」と述べた。
グーグルデジタル図書館は2004年から全世界の図書をデジタル化する計画に着手したが、中国文字著作協会は09年9月、中国著作者の法的権益を保護するため、中国の作家を代表してグーグルと3回にわたって交渉を行った。同協会はグーグルに対し、同協会が違法と主張するスキャニングリストの提出と中国の著作者に正式な謝罪を要求した。
2010年1月12日、同協会とグーグルは第4回目の交渉を行う予定であったが、グーグルは交渉を延期、3月末までに対応策と協定枠組みを定めるとの考えを示した。
張洪波常務副幹事は「グーグルが中国の多くの著作者の権益を尊重し、中国著作者との著作権侵害問題を適切に解決することを期待している」とした上で「著作権協会は国内外の関連事態を注視し、中国著作者の権益のために必要な準備を整えている」と述べた。