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藍ちゃんが大逆転劇で今季米女子ツアー開幕戦を制した。USLPGAツアーのホンダPTT・LPGAタイランド最終日は21日、タイ・パタヤのサイアムCC(6469ヤード、パー72)で行われ、3位から出た宮里藍(24=サントリー)は7番のイーグル、18番でのチップインバーディーなど自己ベストタイの63をマーク。通算21アンダーの267で、前日首位のスサン・ペテルセン(28=ノルウェー)との6打差をひっくり返した。昨年7月のエビアン・マスターズに続く米ツアー2勝目で、優勝賞金19万5000ドル(約1794万円)を獲得。87年の岡本綾子以来となる日本人2人目の賞金女王へ最高のスタートを切った。

最終18番パー5。07年全米女子プロ覇者のペテルセンが、2ホールを残して1打差で追いかけている。宮里がスコアボードを見たのは、3打目をグリーン右奧に外した後だった。「バーディーを取らなければいけないと思っていた」。ピンまで7メートルの4打目。SWを手にすると、ボールはラインに乗ってチップインバーディー。「これでプレーオフに持ち込めたと思った」が、結局はこの一打が勝負を決めた。

「エビアンの時は本当に緊張した。その経験で自分をコントロールできた。今回は地に足がついていたし、自分の手でつかんだという実感がある。気後れしていたバーディー合戦でも今はいけると証明できた」。63は自己ベストタイ。「本当に(最優秀選手を)獲れるとは思ってないですけど…」と苦笑いしたが、もはや夢ではない。それほどまでに劇的で、強さを印象づけた開幕戦だった。

今年は昨年以上の活躍を暗示した試合であった!